【富士ロゼシアターの舞台裏を探検】ホールの秘密①
静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、富士市の文化会館ロゼシアターで7月末に行われた「ホール探検隊」の様子をお届けする。日頃は見られない舞台裏の仕組みが見られる夏の人気企画。コンサートや演劇で使われる隠れた設備が客席の気分を盛り上げる。
会場は中ホール。スタッフが「ダウン!」と声をかけると、参加者が集まった前列付近の床がスーっと下がる。自分が下がっているのか、客席が上がっているのか、本企画ならではの珍しい体験。数メートルほど降りた所で椅子が収納され、舞台手前に小さなフロアができた。この「オーケストラピット」は、ミュージカルやオペラで場面に合わせた生演奏を繰り広げるスペース。中はどんな?と幕間にのぞき込みに行ったことがある人もいるのでは。(み)