ドライブレコーダーのおすすめランキング|前後をしっかり監視できる最強モデルは?
あおり運転などドライブ中のトラブルをしっかり記録してくれる昨今必須のアイテムとして、ドライブレコーダーが注目をされています。いろんな口コミがある中で、選び方がわからない人も多いのでは?そこで雑誌『MONOQLO』では人気のドライブレコーダーをピックアップし、比較テストを行いました。おすすめをランキング形式でご紹介します。
ドライブレコーダー 5製品を比較!
近年、ニュースなどで取り上げられる機会が増え、社会問題になっている「煽り運転」。
事実、痛ましい交通事故も増えており、2020年6月30日には「改正道路交通法」が施行され、「車間距離不保持」や「危険な急ブレーキ」、「急な追い越し・車線変更」など、いわゆる「煽り運転」が危険行為として規定され「妨害運転罪」として取り締まりの対象となりました。
その影響もあり、ドライブレコーダー(ドラレコ)の導入需要、より高性能な機種への買い替え需要が増加しています。
事故を起こすと自分も相手も気が動転しており正しく状況説明ができないばかりか、100%相手の不注意だったとしても、言い分によっては自分が不利になる場合もあります。
ドラレコは前後数十秒の映像のほか、位置や速度などの走行データも記録してくれるため、交通事故に遭った際の証拠として役立ちます。
そこで今回、雑誌『MONOQLO』はドライブレコーダーを比較。自動車の専門家と使い比べておすすめを探しました!
ドライブレコーダーのメリットは?
メリット1:事故の証拠になる
ドライブレコーダーには客観的な映像が記録されています。
自分と相手の言い分が食い違った場合にも、どちらが正しく状況説明しているかをドライブレコーダーの映像で判断できるため、ドライバー同士のトラブルを回避することもできます。
事故に巻き込まれた際に自分自身を守るためにも、ドライブレコーダーは大切ですね。
メリット2:危険運転の抑止効果
事故の証拠になるドライブレコーダーは、相手の非だけではなく自分の運転の非も映し出します。
ドライブレコーダーを取り付けることで、自然と安全運転を心がける意識が強くなります。
また、ドライブレコーダーがついていると周囲にアピールすることで、あおり運転や過度な幅寄せなどの迷惑行為への対策にも繋がります。
メリット3:ドライブの思い出記録
昨今のドライブレコーダーのなかには画質が良く、車外だけでなく車内の映像もクリアに残してくれるものもあります。
映像は事故の際の証拠にもなりますが、実はドライブの思い出としても活用できます。
ドライブ中の様子を漏らさずに録画してくれるため、旅のあとに振り返ったり、編集することで立派なムービーに仕上げたりすることができます。
ドライブにおける楽しみが増えますよね。
運転中にははっきりと見ることができなかった外の風景をじっくりと楽しむことも可能です。
ドライブレコーダーの選び方は?
実際に取り付けて走行、7つのテスト項目で検証しました。
昼夜を走行、前後カメラの映像をチェック。
スイッチの操作性のほか、付加機能も調べました。
なお装着車のリアウインドウはスモークタイプで斜めになっており、露出は±0にしているので暗く映りやすい状態です。
ドライブレコーダーのおすすめは?
【1位】パイオニア「VREC-DZ810D」
VREC-DZ810D イメージ
パイオニア
VREC-DZ810D
実勢価格: 26,450円〜
総合評価: 3.71
前カメラ(昼): 4.00
後カメラ(昼): 3.00
前カメラ(夜): 4.00
後カメラ(夜): 3.00
画角の広さ: 4.00
操作性: 5.00
付加機能: 3.00
前後のカメラで撮影して証拠をしっかり残す!
ドライブレコーダーのおすすめランキング1位でベストバイを獲得したのは、A評価のパイオニア「VREC-DZ810D」でした。
特徴のひとつは、前カメラが4K録画に対応していること。
実際に撮影した映像を見ても美しく、事故の証拠としてだけでなくドライブの思い出を残すのにも最適です。
後カメラも、リアウインドウにスモークフィルムが付いているのに暗くならず、夜でも鮮明に映し出します。
液晶は3型と大きいので、前後カメラの映像を確認しやすいです。
気になった点は、前カメラが上下のみで左右には動かせないため、微妙な調整ができないことくらいです。
価格も他機種とあまり差はなく、初めて使う人にもおすすめです!
おすすめポイント4K録画で映像がキレイ夜でも暗くならず鮮明!がっかりポイント前カメラは左右に動かせない
幅: 89mm(フロント)、50mm(リア)
奥行: 51.2mm(フロント)、26.4mm(リア)
高さ: 65.7mm(フロント)、37.5mm(リア)
重量: 172g(フロント)、28g(リア)
画面解像度: 3840×2160(フロント)、1920×1080(リア)
液晶サイズ: 3型
型番: VREC-DZ810D
視界を邪魔しにくいデザイン
昼夜・前後とも、見た目以上にハッキリした映像です
前カメラは4K録画に対応しているので、映像はとてもキレイ!
街の様子は実際の見た目どおりで、横断歩道を渡る人の表情もよくわかります。
本体にはアームが付いておらず、直接フロントガラスに貼り付けるタイプなのでフロントウインドウとカメラレンズとの位置が近く、映り込みも軽減されています。
また前カメラにはSTARVIS技術搭載のソニー製CMOSセンサーと、パイオニア独自の「AI-ISP」画像認識技術との組み合わせにより、夜間でも鮮明に録画ができています。
それでいて明るすぎて白飛びすることがなく、ちょうどいい具合の見やすさとなっているのがポイントです。
後カメラはフルHD録画なので前カメラほど鮮明ではないものの、明るめで見やすい印象。
暗めな場所でも周囲の様子がよくわかります。
日本自動車ジャーナリスト協会 会員・カーAV/自動車評論家 会田肇 氏のコメント
「ドライブの思い出をしっかり残したい人にも最適です!」
昼間・前
前カメラの解像度は4K(3840×2160)と高く、実際の見た目以上にキレイな映像です。
200m以上離れた遠くの看板を拡大してみても、文字がしっかり読み取れます。
画角は水平が115°、垂直が60°です。
比較した製品と比べると狭めですが、画角を広くすることによる解像度低下を防いでおり、画面左右の歪みも少なめ。
昼間・後
検証した車のリアウインドウにはスモークが貼られており、カーブが付いているため暗く映りやすいのですが、実際の映像はそれほど暗くなっておらず、遠くの看板や近くの車のナンバープレートの文字や数字も読み取れます。
画角は水平125°、垂直65.4°と広めです。
夜間・前
夜間の前カメラ映像は実際の見た目より明るめで、街灯が少ない暗めな場所でも様子がよくわかります。
解像度が高いため、遠くの看板も昼間と同じように読み取れます。
車のナンバーにライトがあたっていても白飛びしていません。
夜間・後
解像度が1920×1080なので全体的に前カメラよりは少し解像度が低い映像になっていますが、スモークガラス越しでも暗くなっていません。
遠くの看板の文字も読み取れます。
後ろに停まった車のナンバープレートも見やすいです。
大型画面で操作しやすく、駐車監視機能も付いている
車線からの逸脱、前方車両の発進、走行中の先行車への接近を知らせてくれる安全運転支援機能は安心感があります。
操作メニューはわかりやすさは感じるものの「イベント録画ボタンと静止画撮影ボタンが切り替え式となっているのは不便」(会田さん)という意見もありました。
ライター 平岡祐輔 氏のコメント
「本体を直接ガラスに付けられるので、スッキリした見た目になります。」
別売りの駐車監視ケーブルと組み合わせると、エンジンオフのときでも衝撃を検知することで映像を記録します。
設定電圧以下になると自動的に停止するので、バッテリーへの負荷も軽減できます。
画面は3型で、設定メニューの文字も大きめ。
物理ボタンは下部に一列に並んでおり、上下移動などのアイコンも付いているのでわかりやすいです。
シートに座ったままでも簡単に操作できました。
【2位】KENWOOD「」
KENWOOD DRV-G50W イメージ
JVCケンウッド
KENWOOD DRV-G50W
実勢価格: 25,040円〜
総合評価: 3.57
前カメラ(昼): 5.00
後カメラ(昼): 2.00
前カメラ(夜): 4.00
後カメラ(夜): 2.00
画角の広さ: 4.00
操作性: 4.00
付加機能: 4.00
KENWOODの映像は見た目に近い印象で目に優しい!
ドライブレコーダーのおすすめランキング2位でA評価を獲得したのは、KENWOOD「DRV-G50W」でした。
カメラは前後ともフルHDですが、見た目に近い自然な描写。画面両端の歪みも少なく、とても見やすいです。
夜は前カメラが明るめで、後カメラはスモークフィルムの影響かやや暗めになりましたが、実用的には問題なく前後、昼夜いずれの映像も平均点以上。
付加機能としては、記録域の割り当てを変えられるのが便利です。
容量を多く割り当てるなどができるので、駐車録画を重視する人におすすめです。
おすすめポイント昼も夜も平均以上の見やすい映像記憶域の割り当て変更が可能がっかりポイント後カメラはやや暗め
幅: 86mm(フロント)、60mm(リア)
奥行: 37mm(フロント)、29mm(リア)
高さ: 56mm(フロント)、25mm(リア)
重量: 104g(フロント)、28g(リア)
画面解像度: 1920×1080
液晶サイズ: 2.7型
型番: DRV-G50W
日本自動車ジャーナリスト協会 会員・カーAV/自動車評論家 会田肇 氏のコメント
「4Kは必要ないが、ある程度の画質は欲しい人にオススメです。」
ライター 平岡祐輔 氏のコメント
「3年の長期製品保証があるので安心感があります。」
昼間・前
最大解像度は1920×1080(フルHD)で、実際の見た目に近い印象。
少し離れた場所にある車のナンバープレートのほか、遠くにある看板の文字も読み取れます。
昼間・後
鮮やかさは前カメラほどではないですが、スモークフィルムを貼ったガラス越しでも暗くなっていません。
ナンバープレートの数字も読み取れます。
夜間・前
全体的に明るめに映っており、街灯の光が当たりにくい歩道の様子もわかります。
それでいてネオン看板や、ヘッドライトの光が当たったナンバープレートの数字は白飛びしていません。
夜間・後
街灯の光が当たっていない場所は暗めですが、街灯やヘッドライトが当たっている場所なら様子がわかります。
車が近づけばナンバープレートの数字も読み取れます。
ボタンが横にあり操作がわかりやすい
画面は広めで文字も大きめです。
ボタンの位置は横にあり、指を自然な位置に置けるので押しやすい印象。
すぐ横の画面に表示される、各ボタンに割り当てられたアイコンもわかりやすいです。
【3位】ユピテル「」
Y-4K-02 イメージ
ユピテル
Y-4K-02
実勢価格: 27,800円〜
総合評価: 3.57
前カメラ(昼): 5.00
後カメラ(昼): 2.00
前カメラ(夜): 4.00
後カメラ(夜): 2.00
画角の広さ: 4.00
操作性: 4.00
付加機能: 4.00
ユピテルの前カメラは見た目以上にハッキリした映像です
ドライブレコーダーのおすすめランキング3位でA評価を獲得したのは、ユピテル「Y-4K-02」でした。
前カメラは4K映像なので、昼夜とも街の雰囲気を鮮明に伝えてきます。
夜間は明るめに映っています。
後カメラも画角は広めですが解像度は低めですが、解像度は低めです。
追加費用なしで駐車監視でき、別売りのマイクロ波センサーを使えばさらに高度な監視ができるのは便利でおすすめです。
おすすめポイント4Kの前カメラが鮮明後方あおり運転を自動検知がっかりポイント後カメラは解像度低め
幅: 88mm(フロント)、58mm(リア)
奥行: 38mm(フロント)
高さ: 61mm(フロント)
直径: 25mm
重量: 152g(フロント)、20g(リア)
画面解像度: 3840×2160(フロント)、1920×1080(リア)
液晶サイズ: 3型
型番: Y-4K-02
昼間・前
解像度が高く発色もいいのでとてもキレイ!
離れた車のナンバーの数字もよくわかります。
最大記録画角は水平137°、垂直82°と広いので横方向もわかりやすいですが、端のビルは曲がって見えます。
日本自動車ジャーナリスト協会 会員・カーAV/自動車評論家 会田肇 氏のコメント
「画面が3型と大きいので設定操作もスムーズに行えます。」
【4位】「」
CS-93FH イメージ
セルスター工業
CS-93FH
実勢価格: 28,130円〜
総合評価: 2.86
前カメラ(昼): 3.00
後カメラ(昼): 2.00
前カメラ(夜): 2.00
後カメラ(夜): 2.00
画角の広さ: 4.00
操作性: 4.00
付加機能: 3.00
セルスター工業はオービスや災害情報表示が魅力的!
ドライブレコーダーのおすすめランキング4位は、B評価のセルスター工業「CS-93FH」でした。
GPSを活用することで、津波や地震などの災害情報、オービスの設置ポイント、逆走注意エリアやゾーン30での走行などを知らせてくれます。
またあおり運転を検知すると自動で録画されるなど、付加機能が豊富。
イベント録画をワンボタンで行えるのも便利でおすすめです。
幅: 93mm(フロント)、34.5mm(リア)
奥行: 25mm(フロント)、16mm(リア)
高さ: 51mm(フロント)、67mm(リア)
重量: 116g(フロント)、27g(リア)
画面解像度: 1920×1080
液晶サイズ: 2.4型
型番: CS-93FH
昼間・前
色合いが実際の見た目に忠実で、車の色の微妙な違いもよく再現されています。
タッチパネルで操作がしやすい
物理ボタンはなくタッチパネルなので、夜でも操作がしやすいです。
押したときの反応も◎
ライター 平岡祐輔 氏のコメント
「準天頂衛星「みちびき」対応で、位置精度の向上も期待できます。」
【5位】「」
ZDR055 イメージ
コムテック
ZDR055
実勢価格: 21,896円〜
総合評価: 2.71
前カメラ(昼): 3.00
後カメラ(昼): 2.00
前カメラ(夜): 2.00
後カメラ(夜): 2.00
画角の広さ: 4.00
操作性: 3.00
付加機能: 3.00
コムテックは画角が広めなのに端の歪みが少ない
ドライブレコーダーのおすすめランキング5位はB評価のコムテック「ZDR055」でした。
後続車や先行車の接近、先行車発進のほか、急加速や急減速、設定車速の超過なども知らせてくれる親切設計。
設定を変更するときのメニューもわかりやすく迷いにくいです。
幅: 92.4mm(フロント)、39mm(リア)
奥行: 28.5mm(フロント)、24.7mm(リア)
高さ: 58.9mm(フロント)、29mm(リア)
重量: 118.1g(フロント)、27.7g(リア)
画面解像度: 1920×1080
液晶サイズ: 2.7型
型番: ZDR055
昼間・前
全体的にやや白っぽいのものの映像の解像度は高めで、離れた車のナンバープレートも見やすいです。
画角は水平138°、垂直70°とかなり広く、それでいて端のビルの歪みが少なく自然に見えます。
ライター 平岡祐輔 氏のコメント
「購入から1年間、データ復旧サービスが無料なのはありがたい!」
まとめ:録画映像だけでなく付加機能で選ぶのもアリ
ベストバイを獲得したのはパイオニア「VREC-DZ810D」でした。
前カメラは4K録画対応なので、撮影した映像が鮮明なので事故が起こった際の証拠としても不安はなさそうです。
ドライブの思い出をキレイな映像で保存するのもおすすめ!
後カメラも、リアウインドウにスモークフィルムが付いているのに暗くならず、夜でも鮮明でした。
液晶は3型と大きさがあるので映像を確認しやすいです。
他機種と変わらぬ価格帯でもあり、初めて使う人にもピッタリです。
2位のJVCケンウッド「KENWOOD DRV-G50W」はフルHDながら自然な解像度と周辺のひずみの少なさにより見やすく、前後、昼夜いずれの映像も平均点以上。
3位のユピテル「Y-4K-02」は前カメラが4Kなのでさらにはっきりと映っており、画角も広めです。ただ後カメラは解像度が低めで、画質面ではやや見劣りします。駐車監視機能を標準装備としており、車上荒らしなどに気をつけたい人には最適となるでしょう。
4位のセルスター工業「CS-93FH」は、前カメラは色合いが自然で見やすいのですが、後カメラの映像は少し解像度が低く感じます。
5位のコムテック「ZDR055」は、前カメラは解像度は高いものの全体に白浮きがあり、後カメラは夜が暗めに映っていました。
付加機能は、セルスター工業に最も多く備えられています。
ドライブレコーダーのおすすめ
パイオニア
VREC-DZ810D
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