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地域守る!気合込め、まとい振り 釜石市消防出初式 3年ぶりの分列行進 頼もしく

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす


 釜石市消防出初め式は14日に行われた。大町の市民ホールTETTOの式典に続き、市中心部の目抜き通りをパレード。市消防団(坂本晃団長、団員532人)の団員、釜石消防署や市の関係者ら約450人が市民生活を守るべく士気を高め、その心意気を大勢の市民が見守った。

釜石市民ホールで行われた式典


 式典で、統監の小野共市長が式辞。激甚化、複雑化、そして多発する自然災害への備え、防災意識の高揚、防災知識の育成などの重要性を強調し、「消防団を中核とした防災力強化に努める。地域の安全、安心を守る任務に尽力を」と求めた。

 長年の消防防災に対する功績、職務精励などで団員69人を表彰。無火災814日(2021年9月7日~23年11月30日)となる市中心市街地を管轄する第1分団に「無火災竿頭綬」(県消防協会遠野釜石地区支部表彰)が授与された。

消防、防災活動へ士気を高める団員ら


パレードでは力強いまとい振りを披露


 街頭パレードは感染症の影響もあり、3年ぶりに行われた。統監台が置かれた青葉通りの交差点で、「纏(まとい)隊」が気合を込めた纏振りを披露。ラッパ隊の演奏に合わせ団本部、1~8分団がきびきびと行進し、消防ポンプ自動車などの車両38台が続いた。

 沿道に集まった市民は頼もしそうに見つめた。甲子町の20代女性は、消防車両が大好きな長男(2歳)らを連れて初めて観賞。「すごかった。かっこよかったね。火事のない一年に。安全なまちになるよう守ってもらえたら」と期待した。

きびきびと分列行進する団員たち


堂々とした行進をラッパ隊が後押し


頼もしい姿を沿道から見守る市民


「期待に応える」。思いを共有する分列行進


 市内で昨年発生した火災は10件。ここ数年は1桁台が続いていたことから、団員や消防関係者は気を引き締める。一方で団員の確保など課題もあるが、地域の安全を担う活動を積極的に行えるよう、分団配備車両の更新や屯所の整備などを計画的に進めていく。

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