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1月5日の大竹まことゴールデンラジオは、正月休みの大竹の代わりに武田砂鉄が出演した。日刊スポーツの「能登半島地震　死者92人に、安否不明者は240人以上　トイレなど衛生面も懸念」という記事など各紙を取り上げ、青木と砂鉄がコメントした。

日刊スポーツによると、石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で石川県は5日、死者は午前8時現在で92人に上り、安否不明者は同9時現在で、4日夜から大幅に増えて242人になったと明らかにした。発生から5日目。輪島市では40件以上の生き埋め情報があり、被害はさらに増える恐れがある。自衛隊は約5000人に態勢を拡充。甚大な被害となった輪島市と珠洲市を中心に、警察や消防と連携して安否確認や捜索を急いでいる。

また、東京新聞こちら特報部では志賀原発についての記事を取り上げた。1993年に稼働した1号機は99年に制御棒3本が脱落し、臨界事故を起こしたが、北陸電が事故を公表したのは2007年になってからで、「事故隠し」と批判された。06年に稼働した2号機は11年3月、東日本大震災が起きた日に定期検査入りして運転を停止した。その後、1、2号機とも動いていない。16年には、原子力規制委員会の専門家チームが、1号機の原子炉建屋直下にある「S-1断層」などを「活断層の可能性は否定できない」と評価。事実上、再稼働は不可能とされた。ところが23年3月、隣接する2号機の再稼働の前提となる新規制基準への適合審査会合で、規制委は「敷地内に活断層はない」とする北陸電の主張が妥当だとし、16年の判断を覆した。

この記事を受けて青木と武田は次のように語った。

武田「昨日岸田さんが会見をして、NHKでも生中継されてましたので、当然被災地にいらっしゃる方の中にも岸田さんがどういうメッセージを発するんだろうか見ていた方もたくさんいたと思うんですけど、今日刊スポーツの話で紹介されてたように、最後になって原発について質問させてくださいっていうものを、遮るというか、ちょっと不敵な笑みを浮かべながら立ち去るなんていう光景がありましたけれども、きちんとこういう情報で今こういうふうに頭に入ってますということを言えば、それで当然安心させることもできるだろうし、それこそ、モニタリングポスト測定できないところが出てますがっていうようなことをきちっと現状伝えることが当然求められるわけですけど、それさえサボっていると、記事にあったような石川原発は本当に大丈夫なんだろうかとか、以前にはもっと珠洲市のところに原発作る予定があったとか、原発そして、今は再稼働に進もうとしている流れ全体をやっぱり疑わざるを得なくなりますよね」

青木「原発に関していうと、もっと深刻に本当は考えた方が良くて、元々トラブル続きだったのはトラブル続きなんだけど、3.11を受けて1・2号機とも止まっている。2016年に原子力規制委員会の専門家チームが志賀原発の直下に活断層の可能性が否定できないっていう評価をしていて、そうなってくると事実上志賀原発は動かせなかったんだけれども、これは政府の原発を徹底的に利用するんだという方針転換に伴うものだと思うんですけれど、2023年の3月に規制委員会が敷地内に活断層はないとする北陸電力の主張が妥当と判断をして、16年の判断を覆しちゃったんですね。去年の11月には経団連の会長も一刻も早く再稼働してくれという話をして、今年、再起を図っていたのが志賀原発だったということなんだけれども、本当にこんな状況で志賀原発動かしていいのってこともそうだし、福井もそうですし、新潟の柏崎刈羽もそうだけれども、動いてなかったから良かったけれども、動いてたら一体どうなっちゃったんだろうっていうようなところは1つの今回の焦点としては、考えなくちゃいけないところですよね」

武田「あと珠洲原発が作られる予定というか、そういう話はあったっていうのも本当にそれこそ、今回のことがあってより知ったという方いらっしゃると思いますけど、本当に70年代ぐらいからずっと、そういう運動というか、活動が進んでいて、反対運動によって、2000年代に止まった。今、ニュース等々見ているともう能登半島の地図が出ていて珠洲市がどのあたりにあって、どういう道路が隆起してしまって遮断されているか、この数日間見ることになりましたけど、もしそこに原発があって、例えば安全だったとしても、逃げましょうってなった時に、ああいうところって本当に何本かの道路が遮断されてしまうことによってもう逃げられなくなるっていうことがわかったわけですからね。原発って当然海の近くにあってたくさん人がいるっていうところよりも、あまり人がいないところに作られるわけじゃないですか？そうすると当然、道もたくさんの選択肢があるわけじゃないところに建てられがちなので本当に考えますよね」