清水エスパルス、アウェーでセレッソ大阪と対戦 古巣対戦となる乾貴士、同級生の香川真司についても語る
清水エスパルスは6月1日、アウェーでセレッソ大阪と対戦します。古巣対戦となるMF乾貴士選手、MF中原輝選手、MFカピシャーバ選手に心境を聞きました。シーズン前半の最終戦。自身も1998年に1シーズン、セレッソ大阪に在籍していた秋葉忠宏監督は7勝4分け7敗の現状に触れ、「勝ち越して折り返したい」と意気込みました。
乾選手
―同級生の香川真司選手はボランチ。マッチアップも想定される。
チームメートはあったけど、対戦は初めて。楽しみですね。高校生の時はボランチをやっていたので、イメージは十分ある。また戻ったなという感じです。
―香川選手は警告累積3枚。1枚は乾選手対応のためとのコメントも。
まあ、もらってくれたらありがたいです(笑)
―今季のセレッソのイメージは。
すごくいいサッカーをしている。選手のクオリティーを考えたらああいうサッカーの方がセレッソに合っていると思う。北野颯太選手がいたり、前に若くていい選手が多い。
―つないでくる相手にはプレスをはめやすいか。
しっかりはめたいが、それをかいくぐる手段も持っていると思う。そこに(香川)真司が絡んできたりするのでしっかり抑えたい。ラファエル・ハットンを使ったり前のスピードのある選手を使ったりいろいろな手段を使ってくるので臨機応変に対応したい。
―対戦チームとしてセレッソのホームに戻る。
一つの目標ではあった。もう乾は終わったと思われている可能性も十分ある。それを見返してまだまだできるよというところを示したい。
―シーズン前半の最終戦。
自分が移籍してきた年よりも全然できている。どの相手にもしっかりやれている。そこは自信を持っていい。真ん中に(マテウス)ブエノがいてくれると、チームとしてもすごく助かっている。守備もできるしボールも落ち着くし、ベストなボランチ像。うちのサッカーに合っている。去年は自分が一列下りてやっていたことをやらなくていいのでおれが多分一番助かっている。
中原選手
―セレッソはJ1初挑戦時のクラブ。
愛着のあるクラブで、今も連絡を取り合っている選手もいるが、個人的には結構苦しい思いもした。夏に移籍する決断をしたこともあり、いろいろなことを経験させてもらった。同世代の上門知樹選手や海外移籍した毎熊晟矢選手はよく3人でご飯に行ってて、また集まろうという話もしている。成長した姿をみんなに見せられれば。
―今季のセレッソのイメージは。
監督が代わって、攻撃的なサッカーになった。見ていて面白い。元々いる選手も能力が高くて、どんどんマッチして攻撃的ないいチームだと思う。
―居残りのシュート練習は何度もネットを揺らしていた。
練習で決めても、やっぱりゲームであの状況に持って行かなければいけない。そこに今は取り組んでいる途中です。
カピシャーバ選手
―古巣戦です。
愛着のあるクラブで元チームメートもいる。ただ移籍してエスパルスのユニホームを着たからにはこのチームを守る意識でやる。両者の能力を考えれば素晴らしいゲームになる。
―今季のセレッソの印象は。
前半ははまっていない印象だったが、最近の結果を見ると徐々になじんできているように感じる。能力の高い選手がそろっているが、私たちが劣っているとは思わない。これまでやってきたことを表現して勝ち点3を持って帰る。
―移籍して成長を実感している部分は。
自分の特長はスピード、パワーそしてドリブルだが、ポジショニングや距離感のところを意識するようにしている。成長しているとは思うが、満足はしていない。日々高みを目指さなければいけない。