「撮り鉄」の草分け 吉栖清美さん写真展
鉄道写真を撮り続けて70年近くになる福浦の吉栖清美さん(86)が写真展「ふるさと走る西播磨の鉄道」を加里屋のJR播州赤穂駅で開いている。
吉栖さんは18歳のとき友人に借りたカメラでSLを撮影して以来の鉄道写真マニア。2005年からは播州赤穂駅で毎年写真展を開いてきた。
今回は西播磨を走る山陽新幹線、姫新線、智頭急行など5路線で撮影した作品48点をA3判で出品。1959年に山陽本線の電化を記念する祝賀列車が到着した上郡駅や今年10月に赤穂線への乗り入れが始まった新型車両「Urara」など新旧さまざまな作品が並ぶ。
写真展の開催は今回で21回目。吉栖さんは「年齢的なことから今回が最後になるかもしれないと思い、愛着の深い地元の鉄道をテーマにしました。ふるさとを走る鉄道に興味を持って乗車してほしい」と話す。
2階自由通路ギャラリーで12月3日(水)まで。吉栖さんTel43・0430。