陸っぱりトップチニング釣行で45cm頭に良型チヌ連打【福岡】シンペンにヒット
今年は本当に倒れるような暑さで釣りに行く気力も低下してしまう。夜のイカメタルを楽しむのはいいが、それ以外はというと腰が重い状態だった。しかし、釣りには行きたいので短時間限定で夕マヅメの福岡・糟屋の新宮湊川にトップウオーターゲームを楽しむことにした。
トップチニング釣行
8月10日、午後4時ごろ、自宅から3分、対岸まで軽くルアーが届いてしまう小さな川へ。しかし、あなどるなかれ、シーバスやチヌは結構多い。この日も快晴の灼熱だが、水面を偏光サングラスでのぞくと小さなベイトと良型のチヌもいるではないか!しかも水面を意識しているように数尾、上向きの姿勢。
これはトップに出る気配あり!ご存じの通り警戒心が強いチヌは鼻っ面(つら)にルアーなど落とせばすぐに逃げるし、水面のラインも嫌がる。しかし反面、好奇心も強くルアーにアタックしてくれる。
45cmクラスのチヌがヒット
フラフラと下流に向けて泳ぐチヌの行き先を見越し、ポッパーをキャスト。ダッシュで逃げることなくルアーを鼻っ面に通すも反応なし。それではとペンシルに交換し、やさしく首振りそしてポーズさせると、ゆらりと後ろについた。
よし、チョンチョンとアクションさせるとドボンと鈍くルアーが沈む。重みを感じてアワせると手応えあり。思ったほど引きは強くないが、バレないように慎重に誘導。フックの掛かりを確認するとがっちりリアフックが刺さっている。土手の草地にランディングしたのは良型45cmクラス。水温高く、酸素量も少ないのだろう、魚もきつそうなので、手早く撮影し回復させリリース。外したフックは曲がっており、元気はなくてもチヌのアゴは硬くて強い。
続けて良型チヌとキビレキャッチ
続いて下流側に少し歩いて魚影を確認すると、5尾ほど円を描くように川の中心にいる。ルアーを対岸ぎりぎりに着水させ、驚かさないよう魚の動きを見て目の前を通過させる。反応してくれと願っていると、1尾がルアーの後ろにつき今度は背中を出すほどの勢いでバシャとルアーにアタック!
ジジーとドラグが鳴り今度はチヌらしい引き。何度かいなして無事ランディング。銀鱗と呼べるきれいな魚体でこれも45cmクラス。
リリースした後、小河川なので場所も荒れてしまいもう来ないかなと思われたが、対岸にキャストしたペンシルは数度のアクションで勢いよく吸い込まれる。今度は軽いが元気いっぱいのキビレだった。
自宅から近くわずか2時間程度のルアーゲームだったが、猛暑の中、魚と遊ぶことができたことに感謝であった。
<週刊つりニュース西部版APC・鈴木泰也/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年9月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。