余った「クリアファイル」の意外な使い方。「何度も使えるなんて便利過ぎる…!」「思いつかなかった」
整理収納アドバイザーの三條凛花です。日常生活で少しずつ増えてしまうクリアファイル。使い古して色が褪せてしまったものや、カットした後の端切れが余ることもありますよね。汚れたりカットしたりしたクリアファイルも、まだまだ活用できるんです。
クリアファイルで作る収納ラベル
丈夫で柔軟性があり、さまざまな形にカットして使えるクリアファイル。
じつは、カットして使った後の「余り部分」にも使いみちがあります。何度でもかんたんに書き直せる「ラベル」を作れるんです。
作り方はとてもかんたん。
まずは、クリアファイルを好きなサイズや形にカットします。例えば、収納ボックスに貼るラベルなら、四角や楕円形がシンプルで使いやすいでしょう。
このカットしたクリアファイルを収納ケースなどに貼りつけます。これで完成。ここではマスキングテープで囲むように貼ってみました。
ホワイトボード用マーカーで書き込めば、収納内容を変更したいときにすぐに書き直すことができます。
寒くなってくると体調を崩しがち。ここでは、病院で処方されたおくすりを入れる箱を用意してみました。
飲む頻度が異なる数種類のおくすりは、もらったときの状態だと、すこし不便ですよね。
もらったときの袋から出して、飲みやすく整理します。
複数人同時にかかることもあるため、家族の名前を書くことで誰のものかわかります。治ったら消しますが、専用のイレーザーがなくても大丈夫。ウェットシートでひと拭きするだけでキレイに消すことができますよ。
そして、また誰かが処方薬をもらったときに使えます。
今回は小さなラベルをつくりましたが、収納ケースに合わせて、形も大きさも変えられるのが魅力です。貼り付ける方法も、マスキングテープではなく、テープのりなどでもいいですね。
取っ手付きのボックスなどに使いたい場合は、一つ穴パンチを使って穴を開け、紐やリボンを通せば、簡単にタグ型のラベルも作れますよ。
ただし、ラベルをつくるときは、クリアファイルの向きに注意。クリアファイルの表面、つるつるしたほうがに書き込みます。クリアファイルによっては、裏面に書いてしまうと、ウェットシートでこすってもインクが消えないことがありました。
植物用タグとしても便利
クリアファイルの活用法は収納ラベルだけではありません。
植物を育てている方なら、小さくカットして植物用のタグを作るのもおすすめ。
植木鉢や庭に植えた植物の名前を記入したり、水やりの頻度や肥料の時期を書き込んだりすることで、育て方に迷うことがなくなります。今回は「簡易版」と「詳細版」の2種類をつくってみました。
小さめにカットすれば、鉢に挿しても目立たずシンプルです。
大きめに作れば育て方のメモとしても役立ちます。
植物のお手入れ方法は、植物によってまったくちがいます。わたしはその違いを覚えられないので、時間があるときはこの方法で「その場で育て方がわかる」仕組みをつくっています。
クリアファイルは、使い終わった後も捨てずに活用できる万能アイテムです。
余った部分をカットして作った収納ラベルや植物用タグは、ホワイトボード用マーカーで書き直すことができるので、収納ラベルや植物ラベルにぴったり。
日々の生活でクリアファイルが余ってしまったら、ぜひこの方法を試してみてください。簡単に作れて、しかも何度でも使えるので便利ですよ。
三條 凛花/エッセイスト、整理収納アドバイザー