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子どもの「自己肯定感」を育む“たったひとつの習慣”

saita

子どもの「自己肯定感」を育む“たったひとつの習慣”

子どもが成長していく上で困難や挫折を経験することもあるけれど、親はそれを乗り越えられるだけの力を備えてほしいと願うものですよね。逆境に立たされたとき、自分を信じる気持ちの源が「自己肯定感」だといわれています。子どもの自己肯定感を育むには、どうしたらいいのでしょうか? 『自分らしく輝く人生を送るために ごきげんに生きる55のカギ』著者の横田麻里子さんに、子どもの自己肯定感を育むためにできることについて教えていただきます。

教えてくれたのは……横田麻里子さん

未来思考プランナー。教育業界の編集者として約11年間勤務し、「大切な人たちの人生を応援したい」という想いから金融機関に転職。パラレルキャリアでは、「女性活躍」「子育て支援」「キャリア支援」を軸としたライフプラン・キャリアプラン・マネープランなどのイベント企画運営や、講師・取材・ライター・コーチ・パーソナリティとしても幅広く活動する。4歳からの趣味は人生計画。

時間がかぎられているからこそ、「濃い」コミュニケーションを

『自分らしく輝く人生を送るために ごきげんに生きる55のカギ』で、人生をごきげんに、ハッピーに過ごすコツを紹介している横田麻里子さん。金融機関で働きながら、未来思考プランナーとしても幅広く活動している横田さんですが、忙しくても二児の母として必ず毎日行っていることがあるといいます。

横田さん 「仕事をしている日は、子どもと過ごせるのはほんの数時間ほど。決して長い時間ではありませんが、時間が限られているからこそ、そのぶん子どもの話を聞くことは忘れてはいけないと思っています」

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横田さん 「一緒に過ごす時間はかぎられているからこそ、子どもといるときはなるべく深いコミュニケーションがしたい。だから、子どもとの“対話”は大切にしています」

子どもの自己肯定感を高める親子の「対話」

横田さんが毎日欠かさず行っているのが、帰宅した子どもにその日の

・よかったこと

・うれしかったこと

・楽しかったこと

・伝えたい気持ち

を聞くことだといいます。

横田さん 「保育園にお迎えに行ったあとや、子どもが帰宅したとき、必ずこの4つを子どもたちに質問するようにしています。これを習慣にすることで、『〇〇がイヤだったけど、△△はうれしかった』と、ものごとを両面から見て話してくれるようになりました。また、こうして対話することで、子どもが自分自身の1日を振り返って、気持ちや欲求を言語化する練習にもなります」

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横田さん 「子どもに聞くだけでなく、私自身の『よかったこと・うれしかったこと・楽しかったこと・伝えたい気持ち』を話すこともよくあります。感情に寄り添うコミュニケーションを日々積み重ねることが、信頼関係を築くことになると信じて続けています」

子どもの存在を丸ごと認めよう!

横田さん 「一例ではありますが、たとえば絵を描くことが好きな子どもが、ポスターを描いてコンクールに入賞したとします。『賞をとってすごいね!』と素直に功績を称えることもあるでしょうが、こうした声かけばかり続けていると、『賞をとらないとすごくないの?』と子どもに受けとられることがあるかもしれません」

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横田さん 「“絵を描くことが好き”と発見したこと自体が素晴らしいし、ポスターを最後まで描き上げたことも素晴らしい。そうした観点で子どもの存在を丸ごと肯定することが、子どもの自信となり、未来に向けてチャレンジする土台となるのだと思っています」

子どもとの日々の対話を大切にして、存在を丸ごと受け入れることが、子どもの自己肯定感を育むのですね。横田さんに教えていただいた習慣を日々の生活に取り入れて、親子ともにごきげんに日々を過ごしていけるといいですね。

saita編集部

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