開業当初から活躍した「いすみ206型」次なる行先は「龍宮城スパホテル三日月」
いすみ鉄道の「いすみ206型」車両が役目を終え、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月へ――
「いすみ206型」は、1988(昭和63)年の開業時に導入した気動車。当初はセミクロスシートの「いすみ100型」でしたが、地元高校生や沿線住民の利用が多くなり、ロングシートのある「いすみ200型」へと改造されました。
導入時は7両が運行していましたが、現在は全て引退。いすみ市にある「ポッポの丘」や千葉県茂原市のほか、海を越えミャンマーへ行くなど、1両も廃車になることなく様々な場所で活躍しています。
最後まで運行していた「いすみ206型」は国吉駅に保存されていましたが、今回、次なる舞台へと旅立つこととなりました。
龍宮城スパホテル三日月は小湊鐵道、銚子電気鉄道、いすみ鉄道の県内鉄道会社3社とコラボした「TRAIN/BUSルーム」を2024年7月12日にオープンします。
施設中庭に新設された鉄道・車両スペース「三日月龍宮城駅」に「いすみ206型」車両を展示。ここでしかできない体験を楽しめます。