【速報】サッカー静岡県高校総体の組み合わせ決定!3連覇狙う静岡学園が本命、対抗馬は浜松開誠館か。5月17日開幕!
静岡県高校総体の男子サッカー県大会が5月17日、開幕する。新人戦王者の静岡学園が前評判通りに3連覇を果たすか。それとも“静学1強時代”に「待った」を掛けるチームが出てくるか。
東・中・西部の各地区予選を勝ち抜いたチームにシード校を加えた計36チームが出場し、一発勝負のトーナメント戦で争う。決勝は6月7日午後1時半からエコパスタジアムで行われる。
準々決勝から登場する静岡学園はこれまでプレミアリーグで難敵相手に1勝4分け2敗。昨年は5戦全敗で総体予選に突入したが、今季は安定した戦いぶりを披露して大会を迎える。
GK有竹拓海(FC東京U-15深川出身)、MF篠塚怜音(ジェフ千葉U-15出身)、MF佐々木雄基(川崎フロンターレU-15出身)ら冬の全国選手権8強入りに貢献したメンバーに加え、体調不良で選手権と新人戦を欠場していた元U-16日本代表ボランチ山縣優翔(千里丘FC出身)が戦列復帰。現状ではテクニシャン集団に死角は見当たらない。例年通り、ゴール前を固めてくる相手をどう突き崩すかがポイントになるだろう。
対抗馬にはプリンスリーグで2位(5勝2敗)と好調の浜松開誠館が挙がる。中学時代に全中制覇を成し遂げたメンバーを中心に、伝統の「闘う、走る、粘る」をしっかり体現するチームだ。新人戦は3回戦で敗退したが、頂点を狙う力は備えている。
他のプリンスリーグ勢は今ひとつ調子が上がっていないが、藤枝東や藤枝明誠も一発勝負で虎視眈々と全国切符を狙っている。藤枝東は静岡学園セカンドに2−3、東海大翔洋に1−2で敗れているが、浜松開誠館には相手の猛攻に耐え抜いて1−0で勝利。新人戦4強の藤枝明誠も静岡学園セカンドに0−1で足をすくわれるなど絶対的な強さを示すことはできていないが、東海大翔洋や富士市立を撃破。ともに穴のない戦力が整っている。
東海大翔洋は初参戦のプリンスリーグでこれまで3勝4敗。昨年プリンス昇格に貢献したDF岩下雄飛(高槻mydFC出身)、司令塔の望月浩翔(東海大翔洋中出身)を擁して着実に勝ち点を積み上げ始めている。ダークホース的な存在と言えるだろう。
富士市立はプリンスリーグ最下位に沈んでいるが、日本高校選抜の山﨑絢心(FCFuji出身)を中心とした攻撃陣が波に乗ればチャンスはありそう。早い段階で勢いに乗るきっかけがほしい。
新人戦準優勝で西部1位の磐田東、県Aリーグ首位の常葉大橘の戦いぶりにも注目。昨年の全国高校選手権県予選で4強入りした飛龍は今季も堅守を誇る。これらのチームがプレミア、プリンス勢を中心とした覇権争いをかき回すことができるか。