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住宅ローン金利はこの先どうなる?専門家がズバリ!ポイントはこまめなチェック

Sitakke

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金融機関では、この半年で住宅ローンの変動金利が2回も引き上げられました。

負担が増加するなか、ファイナンシャルプランナーに少しでも得をするポイントや今後の金利動向を取材しました。

連載「じぶんごとニュース」

2025年1月、日銀が追加利上げをしたことで、北海道銀行と北洋銀行などの金融機関は金利を引き上げました。

これにより、約8割が利用している住宅ローンの変動金利が、この半年で2回も引き上げられて、借りる側の負担も重くなっています。

きょうもマチで聞いてみた!

●50代夫・40代妻(30年ローン変動金利)
「その分働いて稼ぐしかないですね。今、変動期なので焦らずゆっくりちゃんと見据えていた方が。慌てない方がいいです。今は」

●30代 マンション購入検討の女性
「子どもが産まれたので家を早く欲しい気持ちもあるけど、トランプ政権になって経済が不透明になったら、旦那とも『まだ買えないよね』って」

すでに、家を買った人の住宅事情も調査!

●20代女性(戸建て・35年ローン固定金利)
「変動金利は、毎月金額が怖いんで、だったら決まった金額毎月返してって、毎月しっかり返せたら、短くすることもできるので、固定にしました」

こちらのご夫婦は、バブル期の1989年に、固定金利の35年ローンでマンションを買って、6年前に完済!バブル期の金利を聞いてみると…。

●66歳男性
「4.2%ぐらいだっけ?高かった時代だと思いますね」
●60代の妻
「均等払いで月に10万以上の返済でしたから。マンションのお金返すために、専業主婦からパートじゃなくてフルタイムで働いて、すごく大変でした。途中で繰り上げ返済して、組み換えして、最終的に60歳で全額返しました」
「働くから協力しなさいって言ったのに、夫は全然協力しなかったんですよ。家のこと何もしてくれなかったんです」

家を買いやすくしたいから

一方、北洋銀行は、4月から住宅ローンの借入期間を最長50年に延長。その理由をローン統括部の尾崎真理さんに聞きました。

「昨今の住宅価格の高騰から、若い世代の方を中心に住宅をなかなか買いにくいという声をいただいております。返済期間を長くすることで、月々の返済額を抑えることができます」

「それによって、住宅をより買いやすい環境を作ることになりますので、余裕をもって返済計画を立てられるところが、このローンの最大のメリットになります」

50年ローン、使ってみたい?

20代女性
「50年ある分、月に払う額がちょっと安くなるってことですよね。それだったら、いけるかなって気がします。子どもがいるから、やっぱり一軒家が理想です」

20代女性
「いや、たぶん使わないです。もう50年後、生きていないかもしれない」

トランプ関税による住宅ローンへの影響は?

トランプ関税による経済の不安要素がありますが、住宅ローンの金利はどうなるのでしょうか?

そこで、住宅ローンの金利が、今後どうなるのか専門家に聞きました。


金利はズバリ「上がりにくい」?

住宅ローンの金利が、今後どうなるのか…ファイナンシャルプランナーの川部紀子さんにズバリ聞きました!

「トランプ関税を要因とする、経済の下振れ懸念が高まっているということもありますし、金融機関同士の競争も働きますので、どこの銀行も住宅ローンの金利を上げにくいという状況になってきた部分もあります」

住宅ローンには、固定金利と変動金利がありますが、固定金利は、金利が決まっているので計画的に返済する人向きです。

では、変動金利の人が少しでもお得にするにはどうしたらいいでしょうか。

変動金利の人がお得になるのは?

「今、変動金利の人は、金利動向を確認すること。具体的には、借りている金融機関やコールセンターで、『金利のタイプを変更したらどうなりますか?』と聞いたり、他の銀行やコールセンターで借り換えをした場合どうなるか聞いてみることがおすすめです」

ファイナンシャルプランナー 川部紀子さんの住宅ローンのポイント

・他の金融機関への借り換えも検討
・金利動向をまめにチェック  
・本当に困ったら、売却する

住宅ローンがある人は、それぞれのライフスタイルに合わせてまめにチェックすることが大事です。

連載「じぶんごとニュース」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月10日)の情報に基づきます。

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