新アニメ「スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」初予告編が公開 ─ ファン必見の5つの見どころを解説
『スパイダーマン』の新作アニメ「スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」より、初となる予告編映像が公開された。このシリーズは(MCU)の正史に属さない独自の物語で、ピーター・パーカーがヒーローになるまでの道のりを描く。
スパイダーマン作品に期待する見どころが多数詰まった特報映像。この映像から、5つの見どころポイントを解説する。
ミッドタウン高校に通う学生ピーター・パーカー
© 2024 MARVEL. All Rights Reserved.
我々のよく知るピーター・パーカー像といえば、科学オタクの冴えない高校生。本作でピーターはミッドタウン高校に通う学生として描かれ、学校では女の子たちから“ピーティ”と呼ばれつつ、「ピーティっていつもどんくさいよね」と格下に見られている様子。そんなピーターは密かにスパイダーマンとしての二重生活を送っており、授業中にパトカーのサイレンを聞けば、「トイレに忘れ物しちゃいました!すんませーん!」と言って退室する。
お手製スーツ
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これまでの実写映画でも全てのピーター・パーカーがキャリア序盤にそうしていたように、今回のピーターもお手製スーツでスパイダーマン活動。手首のウェブシューターはクモ糸の成分をバックパックからケーブル補給するという解釈だ。チンピラからは「だっせぇコスチューム」と嘲笑されると、「そんなにダサいかな?」とピーターは気にし始めている。
動画配信時代のスパイダーマン
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紙媒体時代に活動したサム・ライミ版に対し、トム・ホランドによるMCU版はネット時代、SNS時代にアイコンとなることの危険性を描いた。今回のスパイダーマンはTikTokやInstagramのような動画配信を扱うヒーローとなり、悪党を懲らしめた様子を配信してはたくさんの「いいね!」をもらっている。Z世代スパイダーマンの真価やいかに。
現代的 × レトロの融合
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上述した動画配信の要素に加え、お馴染み『スパイダーマンのテーマ』のヒップホップアレンジや生徒たちの人種的多様性など、本作には現代的なエッセンスが盛りだくさん。一方でアニメーションのキャラクターデザインは原作コミックへのオマージュが光っており、特にピーターのメンターになるとされるノーマン・オズボーン(グリーンゴブリン)のキャラデザは伝統的なコミックでの姿をそのまま再現したものだ。『スパイダーバース』シリーズや『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』なども手書きコミックの質感をリアニメーションした斬新なスタイルとなったが、本作もまた「懐かしくて新しい」独自の作風となりそうである。
コミックや映画のオマージュ
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冒頭に登場するコミック表紙は、言わずもがなスパイダーマンが誕生した1962年のコミック『Amazing Fantasy #15』へのオマージュ。また、ノーマン・オズボーンと出会った後にホワイト・スーツ(フューチャー・ファウンデーション)姿でビルに飛び付くカットは『スパイダーマン3』『アメイジング・スパイダーマン』 の新スーツ登場シーンを組み合わせて再現したようにも感じさせる。本編では、他にも様々なオマージュや小ネタが見られるかもしれない。
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アニメ「スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」は2025年1月29日(水)よりにて独占配信。全10話構成で、初回は一挙2話配信、以降は毎週水曜日に配信される。