有馬高校 説明会で保護者登壇 家庭目線で魅力伝える
海老名市の県立有馬高校(藤原敬子校長)は10月19日、保護者と協働で、来春に高校入学を控えた中学家庭を対象とした学校説明会を開いた。
同校は国際理解教育に力を入れており、姉妹校の米国のアサトン高校と韓国のドンウォン高校から隔年で交換留学生を受け入れている。今年度はドンウォン高校から35人を受け入れ、アサトン高校に20人を送り出した。
姉妹校交流において、受け入れ先となり得る家庭の不安を解消し、保護者目線で感じた魅力を高校入学を控えた家庭に直接届けようと保護者の登壇を企画した。
同校の学校説明会は例年、教職員と生徒が登壇しており、保護者が参加するのは今回が初めて。同校によると、保護者が説明会で登壇する事例は珍しいという。
説明会では、ホームステイ先として留学生を受け入れた保護者2人と交換留学に参加した生徒3人が登壇。留学生を受け入れた理由や困りごとの解消方法、子どもの変化などについてありのままを話した。
説明を聴講した中学生保護者は、「実際に留学生を受け入れた保護者が話してくれたので、言葉に経験が伴っていて、イメージがしやすかった」と感想を話した。