「ゴリラのひとつかみ」がヒット中のドウシシャが年間配当を85円に増額 今期は60億円の最終利益を見込む
ドウシシャは1月31日、2025年3月期の第3四半期の累計決算を発表した。売上高は897億8500万円(前年同期比6.0%増)、営業利益は76億6300万円(同6.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は53億2400万円(同7.1%増)と増収増益だった。
ドウシシャはメーカー機能と商社機能を事業の柱としており、「テリック(TELIC)」や「エアウォーク(AIRWALK)」「ケー・スイス(K・Swiss)」といったブランドを取り扱っている。メーカー機能を担う開発型ビジネスモデルの事業は、ふくらはぎをケアする家電「ゴリラのひとつかみ」がヒットし、売上高は473億6000万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は40億2500万円(同3.6%減)だった。商社機能を担う卸売型ビジネスモデルの事業は、アウトドアブランド「スタンレー(STANLEY)」が好調で、売上高は398億7000万円(同3.2%増)、営業利益は43億700万円(同24.5%増)だった。
ドウシシャは同日、2025年3月期の年間配当を従来計画の80円から85円に増額すると発表した。前期から10円の増額となる見通しだ。ドウシシャの2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高は1100億円(前年比3.9%増)、営業利益は90億円(同13.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は60億円(同3.7%増)としている。