「CineStill 400D」作例・レビュー。映画用フィルムが35㎜フィルムに!独特な写りが好きかもしれない
Kodakの映画用フィルムを35mmフィルムに作り替えた、CineStill 400D(シネスチル)というフィルムをご存じですか? このフィルム、お値段はかなり高いのですが(1本3500円という衝撃)、例えばSUPやカヌー体験のような “アクティビティ”と同じ1つの体験として楽しむと考えれば安いと思えるはず。と自分に言い聞かせ、買ってみたのですが、これが思った以上に良かったので紹介してみます。普段はKodak PORTRA 400や、KodakのUltraMax 400などを使っているのですが、それと比べるとなかなかに癖が強い感じ。ちなみに現像は『フォトカノン』さんでフィルム特徴仕上げ(&諸々お任せ)でデータ化してもらいました。
CineStill 400Dの特徴
まず一番強い癖は、ハイライトに赤い色味が乗ること。他のフィルムだとこうならないので、カメラやレンズのせいではなく、フィルムの特徴だと思っています。
それから、お肌がふわりと綺麗に写ってくれるのも特徴! 透明感があり、女子がかわいく映ります。そして、なんかこう光がにじんだ感じがいいんですよね。
Kodak PORTRA 400と比較
この画像は、上がCineStill 400Dで撮影した写真で、下がKodak PORTRA 400で撮影したもの。
ロケーションは違いますが、同じ自然光(特に左からのサイド光)での撮影ですが、CineStill 400Dの方がホワホワした黄色みのある感じ、 Kodak PORTRA 400の方はもう少しピンクみがある感じに写っています。どっちも好きだけど、レトロな被写体とか、海外とか、あたたかみを出したいシーンとかではCineStill 400Dの特徴が生きそうな気がします。
ああ、これとかまさに特徴でてますね〜。好きです、はい。ここから作例いっぱい載せますね!
CineStill 400Dで撮影したポートレート
うん、いいです。
ちなみにレンズはCanon FD 28mm f2.8で撮影しています。
CineStill 400Dで撮影したスナップ写真
最後の机の写真、光がエモいなあ! 好きだなあ!(語彙力皆無w)
ちなみに、使用にあたって “映画用フィルム” だからといって特に難しいことはありません。普通のフィルムと同じように撮影すればOK! 一応、現像するお店に対応しているか聞いておくといいと思います。
かつてのフィルムの値段を知っているだけに、お値段がすごく高くて買い渋ってしまいがちだけど、丁寧に撮影すれば数日間遊べるし、何より現像のワクワク感や感動は他では味わえないものがあります。何より、映画用のフィルムで撮ってるって、めっちゃテンション上がるじゃないですか!(笑)
そういった意味でも、CineStill 400Dはお勧めしたいと思いました。私も、お財布が許す限りは1ヶ月に1本くらいのペースで使っていこうかなって思っています!
取材・文・撮影=camell編集部
camell(カメル)
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