イモト、イッテQ・内村さん還暦記念ロケで奇跡に遭遇「ウッチャンは神!」
イモトが、先日放送されたイッテQの「内村光良還暦記念 一芸大合宿」を振り返った。内村さんの還暦を祝うためイッテQメンバー総勢20名が揃ったという大掛かりなロケ。移動の観光バスから登山で山小屋など5泊も寝食を共にし、普段は話す機会が無いメンバーとも話せたらしく、イモトにとって修学旅行のような時間だったという。
イモト、イッテQ内村さん還暦記念ロケで奇跡に遭遇「ウッチャンは神!」
イッテQ始まって以来、初めての大掛かりなロケ!
イモト:皆さん、見ていただけでしょうか。先日放送されたイッテQの「内村光良還暦記念 一芸大合宿in山梨県・長野県」ということでロケをしてきました。これがすごいロケでした! 2024年7月22日に60歳を迎えられた内村さん、ほんとにおめでとうございます! 還暦は一生に1回の出来事で、昔で言うと人生を一周したと言うことですもんね。すごいことなんですよね。その内村さんの還暦を、イッテQメンバーほぼ全員でお祝いをしようと。マジで、とんでもない人数でロケをしてきました! イッテQが始まって以来、こんなことは無かったんじゃないかな。
総勢20名が参加!
イモト:出演者をいいますよ、内村光良さん、宮川大輔さん、森三中(大島さん・村上さん・黒沢さん)、私イモトアヤコ、いとうあさこ さん、出川さん、中岡さん、みやぞん、椿鬼奴さん、川村エミコさん、やしろ優、おかずクラブ(ゆいP・オカリナ)、ガンバレルーヤ(よしこ・まひる)、出川ガールズの堀田茜ちゃん、谷まりあちゃん、箭内夢菜ちゃんという、総勢20人! みんなででっかいバスに乗って移動するという! 信じられない光景でしたよ! 朝早く、日テレに集合してすごい観光バスで長野県に向かって。そこに、内村さんもみんなと同じバスに乗られていて。談合坂でみんなで休憩したりして旅気分を味わいながら。
「ピアノの連弾」「蓼科山のご来光」「Q-tube企画」「お祭り企画」「恒例の宴会芸」
イモト:今回のメイン企画が、一芸合宿ということでピアノの連弾を総勢20人でやるという。それにプラスして内村さんのお誕生日を祝うために蓼科山に登ってご来光を拝む。あとはQ-tube企画、お祭り企画、恒例の宴会芸を、みんなでやるという。合計5泊したかな。すごくない? このメンバーが5泊も一緒にしてロケするという。こんな感覚、修学旅行以来じゃないかな。いつも私が一人で行くロケでは味わえない、普段のスタジオ収録の2時間ではわからない面白い人間関係とかも見えてきて、面白かったですよ。スタッフさんも含めてずっと一緒にいるし。私はいつもロケでは一人部屋ですけど、今回は相部屋だったりでいろんなイレギュラーなことがあって。
内村さんとご来光!
イモト:全体的に振り返ると、内村さんってすげえな!と思いました! ピアノの連弾もめちゃくちゃ真面目に練習されているし、一つ一つのロケのやり方とかも。で、これが60歳の内村さんなんだなと思ったのが・・・オンエアを見ていただいた方はわかると思うんですけど、今回はみんなでご来光を見るため、山小屋で一泊して蓼科山を登ったんですよ。早朝3時くらいに出発したんですけど、その時点でかなり雲がかかっていて、これはどうかなーって思って。で、登って頂上に着いても全然雲が消えなくて真っ白で。みんなで、美空ひばりさんの川の流れのようにを合唱しながら待っていたんですよ。
イモト:1時間近く待っていたんですけど、一向に晴れず。もうご来光も上がっちゃっている時間なんですよ。今見えていないということはもうムリかもってことで、頂上に延命長寿の神社があるからお参りしてから下山することになって。カレンダー写真を撮ろうとかあったんだけどダメだったんで、みんなも残念な気持ちになって。神社には、内村さんだけ行って、他のみんなは後で待っていたんですよ。
イモト:で、内村さんが神社の鳥居に向かって歩かれて、帽子を取ってお礼をされた瞬間に、急に風がブワって吹いてきて! さっきまであった分厚い雲が一気にはけて! そこからご来光が現れたんですよ! もう神よ! ウッチャンが神様に見えて! みんなもそれを見てびっくりしちゃって! 泣いてる人もいて。みんなで一緒に見たあのご来光は、一生忘れないね! 私、山はけっこう登っているけど、あんなに分厚い雲が一瞬で消えるところをマジで見たことが無かったからびっくりして! あれを思い出すと、いまだに鳥肌が立ちますもん!
イモト:やっぱり内村さんの日頃の行いを、神様、お天道様は見ているんだなって、ほんとに思いました。内村さんって、道端にゴミがあると拾われていて。そういう日頃の地道な行いがこういうことになるんだなって。あれは感動しましたね! ありがたかったなー。あのシーンで、そこにいたみんなが内村さんすごいというか、神様だ、みたいな。内村さん、ありがたいなって手を合わせたくなるような、そんな感じになりましたね(笑)。
内村さんも山小屋で一緒に雑魚寝
イモト:その、山に登る途中に山小屋で一泊したんですね。普通の山小屋なので部屋も無いし。スタッフさんも含めるととんでもない人数なわけよ。だから、一部屋にぎゅうぎゅうに雑魚寝なんですよ。そこに内村さんや出川さん、宮川さんクラスの先輩がみんなで雑魚寝するというすごい状況で。そこも内村さんは一言も文句をおっしゃらないですし。雑魚寝するのにあたってどこに布団を敷くかでみんなでジャンケンして。翌日2時起きだから早く寝ればいいのに、みんなジャンケンが楽しくなっちゃって(笑)。ほんと修学旅行でしたね。
内村さん、60歳になったタイミングで出川さんと出会す
イモト:内村さんは放送でもおっしゃってましたけど、ちょうど誕生日の7月22日に山を登ったんですよ。21日から登り始めて、ご来光を見る時が60歳という。ちょうどまたいだんですよ。22日の午前0時、内村さんは目が覚めて山小屋のトイレに行かれたんですって。そこで親友の出川さんと出会したって(笑)。60歳になって最初に会ったのが出川さんという良いお誕生ですよね。そんな内村さんの60歳ちょうどをお祝いできるという嬉しさがありましたね。
イモト、あさこ先生のピアノ猛特訓
イモト:私のことで言うと今回、一芸合宿ではあさこさんとペアになることが多くて。ピアノの連弾に関して、まったくできない人もいるのでチーム分けしたんですよ。Aチームは弾ける人、Bチームは普通の人で、Cチームが弾けない人という感じで。私は少しピアノをやってたこともあって、ギリギリAチームに入っちゃったんですよ。だったらBチームが良かった、Bのトップが良かった(笑)。ギリギリのAだからついていくのが大変で。あさこさんに関してはトップA、一番できるAなんですよ。で、なぜかトップAのあさこさんとギリギリAの私が、曲の一番最初の始まりという編成になっていて。
イモト:今回出演者が20人いて、ピアノの先生もそんなに多くないから、一人につき一人ということができないんですね。だからなかなか先生と練習するチャンスが無くて。私は楽譜も読めず、どうしていいかわからなくて。あさこさんは楽譜も読めるんですよ。あさこさん、自分のパートはすぐに練習し終えて、<じゃあイモト、やるよー>って楽譜も振ってくれて。横について、私の弾き方、どこに指を置いたらいいかとか、こっちがやりやすいとか。で、あさこ先生、<ハイ!ハイ!ハイ!>って手を打ちながら拍子を取って、、、もう地獄を見ましたよ(笑)。
イモト:あさこさん生が横にいるもんだから、なかなか休憩も出来ず。BとかCチームなんか、休憩をめちゃくちゃ取って、お菓子を食べながらワイワイ楽しくやっていて(笑)。それ見て、いいなーと思いながら、こっちでは<ハイ!ハイ!ハイ!>って、あさこメトロノームがずっと(笑)。そのおかげで、私もなんとか弾けるようになりましたね。結果としてはありがたいですね。
イモト&あさこの宴会芸の裏話
イモト:それと、あさことは宴会芸の方も。放送を見ていただいた方はわかりますかね、私は世代では無くて曲も今回初めて聞いたんですけど、小川知子さんと谷村新司さんの「忘れていいの」というデュエット曲で、谷村さんと小川さんの絡み? 谷村さんが小川さんのお胸の方に手を入れるので話題になったという。それを二人でやろうということになって。あさこさんが小川知子さん役で、私が谷村新司さん役。世代的に知らない曲で、曲のキーも低くて、なかなか声も出ないし、これは練習をした方がいいねってことで、内村さん還暦合宿ロケに行く1週間くらい前に、あさこさんに三軒茶屋のビッグエコーに召集をお声がけいただいて(笑)。
イモト:私、その時、海外ロケの帰りの翌日だったんですけど、三軒茶屋のビッグエコーに着いたのが7時待ち合わせの6時45分に着いたんですよ。そしたら、あさこさんがもうビッグエコーにいたんですよ。はやっ!と思って、それで焦っちゃったのかな、<あさこさん、すみませーん!>って言った瞬間に、ギックリ腰になっちゃって(笑)。とはいえ、練習は続行することになって、軽いギックリだったので(笑)。あさこさんが走って薬局に行ってくれて、ロキソニンテープとか買ってくださって。そこから数時間ほど、しっかりと練習して。手の入れ方や速度などをね。
イモト:だから、私はバラードで谷村新司さんの衣装を着て、横に赤いドレスを着たでっかい小川知子さんのあさこさんがいたんですけど、でっかいから背伸びしないとお胸まで手が届かないんですよ(笑)。その時点で、リハーサルから笑っちゃいそうになって。これ、笑ったらダメだと自分に言い聞かせて。笑わせる方が笑ったらダメじゃないですか、基本なんですけど。でも、でっかい小川知子さんを舐めずり回すように見ながら、笑わないという。しかも歌い出しも低いし。まあでも、あさこさんに良いネタを頂いて。おんぶに抱っこでしたね。だから、今回の一芸合宿ではあさこさんとのペアで色々とやらせてもらうことが多かったですね。
あさこさんの気遣いはすごい!
イモト:あさこさんの気遣いはすごいね! 山でもすごかったよ! 山に登ってみんな汗でびちょびちょになって。そしたらあさこさんが汗拭きシートでみんなの背中を拭き始めて、<背中、拭こうかー!>って(笑)。その中で一番先輩なのに気遣いがすごい! で、山を下りてみんな疲れているのに、スタッフさんが用意してくれたクロックスを持ってきて<これん履き替えてー!>って。クーラーボックスからジュースを出して<どれ飲む?>って、すごすぎるよ! 休憩してくれよーっ! アンタも一緒に山を登ったんだから~。すごいよ、マジで!
イモト「あさこさんはバケモン級の元気さ!」
イモト:あさこさん、ほんと元気で。55歳になられましたけど、山に登っていてもペースが変わらなくて、早いんですよね。思ってたよりは急な山道だったんですよ。みんなハアハアしていて。中岡さんが<あさこねえ、疲れがMAXで10だとしたら、今どれくらいですか、、、?>って聞いたら、あさこさんが<2!>って言ったんですよ。(2?)って思って。すごいよ、あさこさん! バケモンだよ! エベレスト登れるよ! ちょっと耳を疑って、そのあさこさんの2を聞いて、みんなスルーしたんですけど(笑)。普段、あさこさんとロケする機会も無いので、あさこさんの凄さを感じましたね。
内村さんがイッテQ始まった年齢(42)に近づいてきたイモト(38)
イモト:今回よくよく考えると、内村さんの還暦ロケということで、内村さんが60歳。私が出会った時が私が20歳で内村さんが42歳。私が今38歳なので、内村さんがイッテQを始められた42歳に近づきつつあるという。あと4年であの時のイッテQのMCの内村さんの年齢になると思うと、内村さんってすごくないですか! ずーっと、ずーっとトップで、ずーっとスターで。いまだにロケでは自分に負荷をかけられて。今回のピアノの連弾もそうですし。内村さんもAチームだったんですよ。けっこう難しいパートで。それもめちゃくちゃ練習されていたし。
「私一人のロケでは学べないことを今回のロケでは学べた」
イモト:一芸も、内村さんは一人だったんでテイラー・スウィフトを完コピで踊られていて。いつ練習したの!?と思って! すごくない!? 内村さんが60歳の時点で今のようにもがき続けるということは、私らはどうしたらいいんだ!?みたいな(笑)。一生追いつかないみたいな(笑)。あぐらをいっさいかかない姿勢みたいなのを今回のロケで学ばせてもらって。あさこさんも真面目ですけど、内村さんもずっと練習されていますし。ずっとスターでいるということはこういうことかと思いましたね。それが結果としてご来光が見られるという奇跡に繋がったり。ふだん、私一人のロケでは学べないことを今回のロケでは学べました。
やしろ優は逞しい!
イモト:あとは人間関係も見ることができましたね。女芸人さんたちはいつもこんな感じでロケをされているんだって。相部屋もそうですし、女芸人さんたちは逞しいですね! 私は今回、同じ事務所の後輩のやしろ優と同じ部屋だったんですよ。優も逞しいよね。ロケの時に一度部屋に戻って、私服から衣装に着替える時があるんですね。で、1回脱ぐでしょ、で、脱いだら着るじゃない? 着ないのよ。ベースがパンツとブラ一丁で部屋にずっといるのよ。それが部屋着みたいな。ウソでしょ!?と思って。一応、相部屋なんだけど。その格好で普通にベッドにゴロンとしてスマホをいじってて。着ないんだと思って。次の日も同じだったから、優はそれが部屋着なんだと思って(笑)。
イモト:で、八ヶ岳効果なのかな、2人とも便通が良くて一日3~4回トイレに行くんですよ(笑)。計8回はしてるのよ、だからトイレがずっと臭いっていう(笑)。お互い、トイレに行くたびに<くせっ!>って(笑)。お腹を壊してるわけでもないんですよ。そう、相部屋だからその人の生活習慣が見えてきて。やしろ優はやしろ優なんだね。私は部屋を出る時でもスーツケースは閉じておきたいタイプ。優はスーツケースの柄も中身もガチャガチャだったなー、ごめんね優(笑)。ソファに脱ぎ散らかしてなー、ごめんね優(笑)。でも、気を遣ってくれて、自分の仕事の電話の時はトイレやお風呂のあるスペースに移動してたんだけど、声がデカいからめっちゃ電話の声が漏れてたわー(笑)。
楽しいロケ、また行きたい!
イモト:でも、楽しいロケになりました。5日間くらいロケで一緒に寝泊まりしたので、女芸人の皆さんともそうですし、出川ガールズの3人も収録でしか合わないんですけどお話が出来て、こんなことを思ってるんだということもわかって、ロケに行くといいですね。逆にいうと、自分も見られていたと思うんですけど。総勢20人いるんですけど、キャラクターが被らないのってすごい!と思って。こんなこと、なかなか出来ないですけどまた行きたいですね! このメンバーで行けたらいいなと思いました。そときは自分もそこにいられる人間であり続けたいと思いました。
(TBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』より抜粋)