『ファッションセンターしまむら』の防寒インナーは買い? 実際に着てみた感想と紹介
近所のファッションセンターしまむらで見つけた防寒インナー「FIBER HEAT SUPER PREMIUMデオリッチ インナー」。売り場には「FIBER HEAT」シリーズのノーマルとプレミアムのラインナップもある中、スーパープレミアムとなんだかすごそうな名前が付いている。シャツのサンプル品を触ると厚手だがもっちりしていて手触りが良く、値段も税込み1,639円と手頃なので購入してみた。
FIBER HEAT SUPER PREMIUMデオリッチ インナー
「FIBER HEAT SUPER PREMIUMデオリッチ インナー」は、抗菌防臭機能が備わっており、汗や生乾き臭などのニオイを抑える点が大きな特徴。
また、「FIBER HEAT」シリーズは、素材として水分に反応して熱を発する吸湿発熱素材を採用しており、高い保温効果が期待できる。中でも、このスーパープレミアムは厚手の生地に加え、体温で温められた空気を閉じ込めて効率的に保温する裏起毛加工も採用されているのも特徴。通常ラインナップの「FIBER HEAT デオリッチ インナー」に比べ、約3倍暖かいそうだ。
その他にも伸縮性が高く保湿性のある生地や、静電気が発生しにくい点などもセールスポイントとして裏面に書かれている。
ちなみに、同「FIBER HEAT SUPER PREMIUM」のレディース用のインナーは「FIBER HEAT SUPER PREMIUM 潤っとリッチインナー」という名前で販売されている。
実際に着てみた感想
「FIBER HEAT SUPER PREMIUMデオリッチ インナー」のシャツを実際に着てみると、もっちり系の生地感で肌に優しくフィットする。また、やわらかな裏起毛が心地いい。着心地は良く、チクチク感が薄いので乾燥肌の人にも合いそうだ。
肝心の保温性は、着ただけではそこまで暖かいわけではないが、少し動いて汗をかくと体がポカポカしてくる。吸湿発熱効果がしっかりと機能しており、値段を考えればコスパは良さそうだ。また、厚手ながら生地に伸縮性があり、思っていたよりも動きを阻害しない。釣りのロッドアクションなども問題なさそう。
注意点もある
ただ、「FIBER HEAT SUPER PREMIUMデオリッチ インナー」にはデメリットもある。このインナーは素材の約3分の1にレーヨンを使用している。レーヨンは吸湿性に優れ、水分に反応して発熱する素材だが、一方で速乾性が低く水分を溜め込みやすい特性もある。
そのため、一定以上の汗を吸収して飽和すると発熱効果が低下し、逆に気化熱で身体から熱が奪われる「汗冷え」が起こりやすくなる。
このような特性を持つ吸湿発熱素材のインナーは、基本的にはタウンユース用で、運動には不向きだ。釣りにおいても、移動の多いスタイルや、ジギングのようにハードなアクションを伴う釣りには適さない点に注意が必要。個人の発汗量にもよるが、動きの少ない釣りでの使用を推奨したい。
しまむらFIBER HEATシリーズ
しまむらのFIBER HEATシリーズは、豊富なラインナップが揃っている。今回購入したのはSUPER PREMIUMシリーズのインナーシャツだが、同シリーズにはタイツも展開している。また、FIBER HEATシリーズ全体では暖かそうな靴下や、ミドルレイヤーとして活躍が期待できそうなDRY×WARMジャケットなどのアイテムもあった。いずれも価格が手頃なので、工夫して取り入れれば冬の釣りにも大いに役立ちそうだ。
<TSURINEWS編集部・渡辺>