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【東京・表参道】「Eriko Osawa Earthly Gelato」がオープン|野菜×無添加素材の“地球にやさしいジェラート”

CAKE.TOKYO

素材のおいしさを引き出す力——それは、まるで魔法のよう

表参道A1出口から徒歩2分。「クレヨンハウス」跡地に誕生した新複合施設「グリーンテラス表参道」の4階に、「Eriko Osawa Earthly Gelato(エリコ・オオサワ アースリー ジェラート)」がオープン。オーガニック野菜を主役にした、これまでにないスイーツ体験を提案する注目のジェラート専門店です。

CAKE.TOKYO編集部

「ERIKO OSAWA」から生まれた、“EARTHLY”なスイーツ体験

グリーンテラス表参道
4階店舗外観

手がけるのは、ジェラートマエストロ兼野菜ソムリエの大澤英里子さん。「食べることで、心も体も軽やかに」——そんな想いから生まれたのが、“エリコ・オオサワ アースリー ジェラート”です。ブランド名「EARTHLY(アースリー)」は、「地球」と「再び」という言葉を掛け合わせた造語。地球の恵みをぎゅっと詰め込み、東京から世界へと発信する強い意志が込められています。

店舗内観

素材には、全国のオーガニック野菜や伝統野菜、北海道の放牧牛によるオーガニックミルク、宮城県鳴子温泉の飲泉可能な温泉水などを使用。

乳製品を使用しないヴィーガン対応のプラントベース・ジェラートも豊富で、どれも自然の恵みを活かした身体にも地球にも優しい一品です。

表参道に現れた、“グリーンオアシス”のような空間

栽培中のミニトマトはもうすぐ収穫時
店頭のテラスで栽培している野菜やハーブはジェラートに使用している

ナチュラルウッドと白を基調にした店内には、やわらかな自然光が差し込み、静かに息づくオーガニックな世界観が広がります。まるで都会の中のグリーンオアシス。

ピンクのグラデーションに彩られたカウンターの腰壁は地層をイメージしており、カウンター越しにひとつひとつ丁寧にサーブされるジェラートは、“自然そのものをすくいあげる”ような体験。テラスで育てたハーブや野菜が使われているのも魅力のひとつです。

【無添加・野菜】“見た目も味も新しい”野菜ジェラートの世界

ショーケースには、常時12種類のジェラートが並ぶ

「エリコ オオサワ アースリー ジェラート」で提供されるジェラートは、すべて白砂糖・添加物不使用のもの。舌ざわりはさらっとしており、コクはあるのにするりとしたのど越しです。

1フレーバー ¥800(税込)

オーガニックしおミルク 珠洲の塩

やさしいミルクの甘みを引き立てるほどよい塩味。シンプルな味わいなので、老若男女誰もがおいしい!と、感じること間違いなし。

通年ラインナップされているフレーバーですが使用する塩は、2カ月に1度切り替わり、全国各地の塩を堪能することができるので、飽きることなく楽しめるジェラートです。

3フレーバー ¥1,400(税込) ※2フレーバーの場合、¥1,200(税込)

山形県舟形オーガニックマッシュルーム カフェラテ

意外な組み合わせで多くのお客様から支持を得ているのが「マッシュルームカフェラテ」。

コーヒーの芳醇な香りにマッシュルームの香りが加わることで深みが増し、ひと口ごとに魅了されていくおいしさ。まさに、ここだけでしか味わえない特別なフレーバーです。

新じゃがいもとオレンジのジェラート~ポテトサラダ仕立て(甘酒セロリ)~

サラダのジェラート?と、ネーミングから心をときめかせるひと品。新じゃがの甘みにオレンジの爽やかさが広がり、すっきりとした口どけとシャキシャキとしたセロリのアクセントが楽しいジェラート。そのまま食べてももちろんおいしいですが、オリーブオイルとブラックペッパーをかけることで、味が引き締まります。

宮城蔵王苺農園さんの星のきらめきいちご&パイナップル&ビーツ&マカダミア

いちごのさわやかな甘み、そこにパイナップルのジューシーな甘酸っぱさ、後から追いかけるようにマカダミアナッツのナッティーなコク深さで味わいをまとめてくれるリッチなジェラート。それぞれの味の特長が活き、ひとつひとつの素材が主人公になる瞬間が楽しめます。

※プレミアムフレーバーは+¥100~選択可能

野菜ジェラートのはじまり

素材のおいしさを引き出す力——それは、まるで魔法のよう

ブランドディレクターの大澤さんは、宮城県・鳴子温泉の出身。

上京後に体調を崩し、一時的に地元へ戻った際、鳴子の野菜と温泉の力で心身が回復したという実体験から、自然の恵みの素晴らしさをあらためて実感。「この魅力をもっと多くの人に伝えたい」という想いから、Uターンを決意しました。

その後、母とともに営む野菜レストラン「鳴子味庵」で、料理コンテストにて3年連続で最優秀賞を受賞。2011年からはジェラートの開発にも着手し、2012年の「ギフトショー秋」では大賞を受賞。2014年には、鳴子温泉にて日本初の野菜ジェラート専門店「なるこりん」をオープンしました。

2017年には、道の駅に2号店を開業し、“お食事ジェラート”を含む多彩なラインナップを展開。2019年には「ジェラートマエストロコンテスト」で優勝するなど、複数のコンテストで数々の賞を受賞しています。

そして、そのすべての集大成として誕生したのが、表参道店です。

ジェラートに込めた想いとは?

大澤英里子さん

———なぜ、温泉水を使ったのでしょうか?

大澤さん「地元・鳴子温泉で育った私にとって、温泉は特別な存在。実際に体調を崩した時に、何をやっても治らなかったのですが、温泉に入ってからはみるみる回復し、外側から整っていったんです。外側からも効果があるなら、内側からもその恩恵を受けられるのでは?と思ったのがきっかけです。温泉水にはミネラルが多く含まれているので、食材の味を引き出す力もあるようで、ミネラルと野菜のビタミンが結びつくことで、風味の輪郭がしっかり立ち上がるんです」

———ヴィ―ガン対応のメニューもありますが、ご自身もヴィ―ガンなのですか?

大澤さん「いいえ、私自身はヴィ―ガンではないのですが、アレルギーのあるお子さんや食事制限のある方にも楽しんでほしいな、って思ったのがきっかけです。そのために、豆乳やナッツミルクなどの植物性ミルクを使って、コクのあるジェラートを追求しました。おいしさに妥協せず、満足感のあるレシピにしています」

———“お食事ジェラート”という新しいジャンルの背景は?

大澤さん「野菜の可能性をもっと広げたかったんです。ジェラートはスイーツだけじゃない、サラダやおつまみにもなる。たとえば過去にワールドツアー大会で出品した“シーザーサラダ”のジェラートは、焼きバゲットと葉野菜にのせて、オリーブオイルとブラックペッパーで仕上げるなど、自由な食べ方ができるんです」

———今後はどのような展開を考えられていますか?

大澤さん「今後はパフェやプレートのような表現、アルコールを効かせた大人向けフレーバーの展開も計画中です。営業時間も夜まで延ばして、より多様な体験を提供していきたいなと考えています」

終始にこやかにインタビューに応じてくださった大澤さん。お客様のことはもちろん、自然の力を信じ大切にされている姿勢がひしひしと伝わってきました。

表参道で味わう、やさしさとおいしさを両立したジェラート

100%無添加フルーツジュース 左:りんご/右:マスカットベリーA

ジェラートとあわせて月ごとに様々都道府県のお酒やドリンクも展開しているそう。

現在は山形フェアを開催しており、山形の農園で採れた無添加フルーツジュースもラインナップ。フルーツのおいしさがぎゅっとつまった特別な一杯を楽しむことができます。

都会の喧騒を抜けてたどり着く、緑と光に包まれたジェラートスタンド「エリコ オオサワ アースリー ジェラート」。

ここでは、“食べることで整う”という新しい価値観が詰まっています。野菜ジェラートは、自分の身体と心、そして地球にやさしい選択肢。

日本の四季と風土が育んだ野菜の新しい表現を、ぜひ身体で味わってみてはいかがでしょうか。

店内のカウンターから眺める景色

WRITER:CAKE.TOKYO編集部

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【SHOP INFORMATION】

SHOP:Eriko Osawa Earthly Gelato(エリコ オオサワ アースリー ジェラート)

ADDRESS:東京都港区北青山3-8-15 グリーンテラス表参道4階

OPEN:11:00~18:00※金・土・日のみ20:00まで営業

CLOSE:火曜日

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