『ドールハウス』が第27回ウディネ・ファーイースト映画祭で上映 監督・矢口史靖と“アヤ”人形が現地登壇
長澤まさみが矢口史靖監督とタッグを組み、主演を務める映画『ドールハウス』が第27回 ウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが決定。監督の矢口史靖、そして、劇中で愛らしい人形ながらも長澤まさみ演じる主人公の家族を翻弄していく謎の人形“アヤ”が現地に赴き、オープニングセレモニーと上映会に参加した。
ポルト&香港映画祭に続いて、イタリア・ウディネでもお披露目!
4月25日(金)に実施されたオープニングセレモニーでは、映画祭の主宰であるサブリナ·バラセッティに名前を呼ばれ、会場に着席していた矢口監督とアヤが立ち上がると、ひときわ大きな歓声が上がり、監督と“アヤ”もその声援に応えた。
オープニングセレモニーと上映会の合間の26日(土)には、監督とアヤはヴェネツィアを訪問。運河やゴンドラ、史跡や美しい町並みなどを巡った矢口監督とアヤ。すれ違う現地の人々にも注目され、何度も写真撮影を求められました。観光名所を訪れ、イタリアの風に髪をなびかせていたアヤも満足していたようで、嬉しそうな表情をし(ているように見え)ていた。
そして4月27日(日)の夜にいよいよ舞台挨拶&上映会が実施。オペラハウスとしても使用されている上映会場のテアトロ・ヌォーヴォには1000人以上の観客が詰めかけ、2階席、3階席も埋まり、会場は異様な熱気に包まれていた。
上映前の舞台挨拶に矢口史靖監督とアヤが登壇。壇上で矢口監督は「Buonasera a tutti. Mi chiamo ShinobuYaguchi.(皆さんこんばんは! 私の名前は矢口史靖です。)」とイタリア語で挨拶すると会場は大盛り上がり。そして「こんなにお客さんがホットな劇場に来たのは初めてなので、とても喜んでいます。僕が抱っこしている人形はアヤと言います。映画で出てくる本物です。この“とっても可愛い”アヤちゃんが大活躍しますので楽しんでください!」と語り、会場の観客は熱い拍手を矢口監督とアヤちゃんに送った。
本編上映中も所々で驚きの声があがり、時には笑い声も上がり、息もつかせぬストーリー展開に見入っていたウディネの観客たち。エンドロールが流れると共に大きな拍手が喝采! 矢口監督とアヤにスポットライトが当たってその場に立ち、観客の拍手喝采に応えると、ひときわ大きな歓声が上がり、会場中が熱狂した。上映後のロビーでは大勢の観客に囲まれた矢口監督とアヤちゃん。長蛇の列ができ、大勢の観客がカメラを向け、アヤはまるでスターのような状態に‼ 挨拶や写真撮影を求める観客一人ひとりに、矢口監督とアヤは真摯に応えていた。
映画を観たばかりの観客たちは、「オリジナリティがあって非常に面白かった! 精神的に迫ってくる感じがあり、非常にスリリングだった!」、「ゾクゾクする気持ちとワクワクする気持ちと、思わず笑ってしまう気持ちと、いろんな感情が楽しめた映画だった!」など、興奮した様子で感想を語った。
ウディネでの映画祭を終えた矢口監督は「ポルト、香港に続き、イタリアでも盛り上がって嬉しいです。だいぶ熱狂的で、劇場が2階、3階もあるオペラハウスのような会場だったのですが、どの席からも声援と絶叫が聞こえて、非常に満足しております。」と喜びを語り、アヤも心なしか嬉しそうな表情を醸し出していた。