新型車両「3200形」宗吾車両基地へ搬入 京成電鉄
京成電鉄(本社:千葉県市川市)は5日、新型車両「3200形」の搬入が完了したと発表しました。
当該車両は車両製造メーカーの日本車輌製造から北総鉄道の印旛車両基地まで輸送したのち、3000形車両による牽引回送で宗吾車両基地へ向かったということです。
3200形は『人や環境にやさしいフレキシブルな車両』をコンセプトとした新型車両。2両単位で編成両数を変更することができるため、輸送需要に合わせた効率的な運用が可能。環境負荷の低減に貢献します。
外観デザインでは京成車両の伝統である赤と青のカラーリングを踏襲。3100形の質実さ、実用性という要素を引継ぎつつ、連結運転時に常時通り抜けが可能な構造とするため、正面貫通扉を中央に配置しています。車内は先頭車両に車いすペース、中間車にフリースペースを設けており、バリアフリーにも対応します。
今後は2024年度末の営業運転開始を目指し、各種試験を進めていきます。年度内の導入車両数は6両1編成のみですが、京成電鉄は2025年度以降も継続して導入する予定としています。