【冷やし中華じゃない】ココイチが「冷やしカレーうどん」始めました → 食べてみました
そろそろ全国的に「冷やし中華」が始まるシーズンである。最近は多くの店で仕掛けが早い気もするが、いわゆる “涼麺” はシンプルに最高! 暑い夏を乗り切るのに必要不可欠なグルメであろう。
さて、ココイチこと「カレーハウスCoCo壱番屋」ではこの7月から一部店舗で『冷やしカレーうどん』を始めたそう。カレー屋だけど必死に季節感を取り入れようとする姿勢や良し! というわけで『冷やしカレーうどん』を食べてみることにした。
・謎の風習
まずお伝えしておくと、冒頭でもお伝えした通り『冷やしカレーうどん』は一部店舗の限定メニューとなっている。販売店についてはこちらのページをご確認いただきたい。
さて、言うまでもなくカレーは熱々の料理で、昔から「暑いからこそ熱々のカレーを食おうぜ!」的な戦略を取って来た歴史がある。よく考えるとそんなわけないがないのだが、私も含め「確かに……?」と妙に納得していた人も多いハズだ。
ところがどっこいココイチは「暑い時期には冷たいメニューを」という至極真っ当なスタンスを取ってきた。しかも「冷やしカレー」ではなく、ノドに通りやすい「うどん」を選んだあたりも評価に値するのではないだろうか?
ココイチの『冷やしカレーうどん』はイートイン価格が990円、テイクアウト価格が1044円となっている。ココイチがうどんを扱っていることは知っていたが、実際に食べるのは何気に初めてだ。
・ドロッと系
で、やってきた『冷やしカレーうどん』は、鶏天・揚げなす・レタス・おかかがトッピングされており、スープは粘度がかなり高い系。見るからにうどんに絡みつきやすそうなスープである。
さっそく食べてみたところ流石にスープはウマい。出汁の効いたカレーは旨味も十分で「さすがココイチ」といった感じ。スパイシーで刺激的というよりは、優しい味わいのスープであった。
またうどんが思いのほかムッチムチ! コシがハンパではなく、なんなら“バキバキ”と言ってもいいかもしれない。そんじょそこらのうどんとは違う、まさにガチムチ系の食感である。
さらにスープもうどんもキリッと冷えている点はポイントが高い。冷めたぬるいカレーうどんではなく、商品名の通り “冷やし” カレーうどんになっていた点は好印象だ。
さらにさらに、ボリューム感には欠けるものの、確かに鶏天と揚げなすの具もウマかった。もちろん好みで追加トッピングは出来るが、そうなると1000円オーバーしてしまうのが悩ましいところである。
・レコメンド
なお、1つだけ追加するならば「ライス」ではないだろうか? 余ったスープにぶち込めば、美味しい冷やしカレーの出来上がり。スープが非常に美味しいメニューなので、ご飯で全てを食べ切っていただきたい。
総じてココイチの「スパイスカレー」ほどの感動は無いにせよ、冷やしカレーうどんはかなり上手にまとめた商品という印象である。夏の時期、ココイチのメニューの中では選びやすいメニューであることは間違いなさそうだ。
参考リンク:カレーハウスCoCo壱番屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.