小磯駐在所が新しい姿に 約50年ぶり建て替え
大磯警察署(澁谷祐司署長)は4月21日、老朽化に伴う建て替え工事を行っていた小磯駐在所(東小磯385の15)の開所式を行った。
同駐在所管内は東小磯・西小磯の東海道線北側の地域で約1733世帯、約4215人が暮らしている。新しくなった駐在所は多目的室ができたことで、事務作業がしやすくなるほか、被害者の一時保護などができるようになった。
同駐在所は、1948年3月に住民からの要望がきっかけとなり、同町東小磯421番地に「大磯町・二宮町・国府村組合警察署山手駐在所」として設置された。改称を繰り返したのち、老朽化に伴い現在の場所に78年に新築移転され、名称も「小磯駐在所」となった。築50年近くが経過した昨年9月ごろから工事が進められていた。
同駐在所に2014年から勤務する大崎誠巡査部長は「建て替え後も変わらず、地域住民の皆様が、安全で安心して暮らせるために努力してまいります」と意気込んだ。
近年、神奈川県内では交番の統廃合が進む一方、同町では今年度中に大磯駅前交番の建て替えも予定している。
開所式に出席した池田東一郎町長は「人口が少ない所こそ、抑止力となる駐在所や交番が必要。町民の安心安全を守ってほしい」と話した。