児童サッカー林間SC 裾野広げた半世紀 6月に記念式典
大和市を拠点に活動する幼児から小学生のサッカーチーム「林間SC」(相澤淳也監督)がこのほど、創立から50周年を迎えた。6月15日(日)には林間小学校体育館で記念式典を予定し、歴代のレジェンドも駆けつける。
チームによると、林間SCの発足は1975年。林間サッカースポーツ少年団が前身だ。「サッカーは男子の競技」という風潮があった当時から女子の入団希望が相次ぎ、歴代の指導者がこれを歓迎してきた。
女子選手の割合が大きくなっていった90年代の初頭、女子チームを「林間SCレモンズ」と命名。W杯などでも活躍した川澄奈穂美さんや上尾野辺めぐみさんらを輩出し、全国大会で優勝するまでにチームは力を付けた。市内だけでなく相模原や町田からもプロを目指して選手が集まり、現在20人が所属する。
男子チームの林間SCも97年に県大会で準優勝するなど、この50年で大和市を代表するクラブとしての地位を築いた。現在、70人が所属し、選手たちはしのぎを削っている。
歴代の監督からタスキを受け10年前からチームを率いる相澤監督は、「男子だけでなく、女子選手にも競技の裾野を広げてきた50年だったと思う。(指導方針である)選手の自主性を大切に、今後もチームを運営したい」と話す。
6月15日(日)の記念式典には川澄さんや上尾野辺さんも駆けつける予定。チームではOB・OGの来場も歓迎している。