長田区・ふたば学舎にある『神戸アーカイブ写真館』が閉館するみたい。約15万点以上の写真を収蔵・公開
画像:ふたば学舎 公式Instagramより
長田区「ふたば学舎」にある『神戸アーカイブ写真館』が、12月末をもって閉館します。神戸市長田区二葉町7-1-18
神戸市では、広報課や文書館などで保存している記録用写真・フィルムのデジタル化業務が行われてきました。
『神戸アーカイブ写真館』は、長田区役所などが所蔵していた写真や映像も合わせて整理し、市民が無料で閲覧できる場として、2012年6月に開館。
館内では、神戸港開港から阪神・淡路大震災までの写真を中心に約15万点が、時代別・テーマ別などにわかりやすく整理・分類され、ディスプレイ・パネル・冊子などで展示されています。
その施設が2024年12月27日をもって閉館することに決まったのだそう。アーカイブ写真館に収蔵されている写真に関しては「神戸市歴史公文書館」に引き継がれることになりました。
旧岡方倶楽部(よみがえる兵庫津連絡協議会 公式サイトより)
「神戸市歴史公文書館」は2026年中に、JR兵庫駅のあたりに開館予定です。兵庫津にある国登録有形文化財の「旧岡方倶楽部」の建物を活用し、整備が進められます。
それまでは「神戸市文書館」のホームページで写真の目録が公開され、提供機能も継続されます。写真の利用を申請する場合は、神戸市文書館のホームページから申請してください(1月6日以降提供)。
目録に記載されている写真の画像は、神戸市役所1号館18階市政情報室で閲覧可能です。
震災当時の画像データは「1.17の記録サイト」にも掲載があり、ダウンロードして利用できます。その他、神戸市の画像は「PHOTOPORT(神戸市フォトアーカイブ)」からも利用できるみたい。
今後のスケジュール
<2024年12月27日>
神戸アーカイブ写真館閉館
<2025年1月4日以降>
神戸市文書館のホームページで神戸アーカイブ写真館に所蔵していた写真の目録を公開し、提供機能を継続します。
写真の利用を申請する場合は、神戸市文書館のホームページから申請してください(1月6日以降提供)。
目録に記載されている写真の画像は、神戸市役所1号館18階市政情報室で確認できます。
<2026年中(予定)>
神戸市歴史公文書館(兵庫区本町2丁目3)開館後は神戸アーカイブ写真館旧蔵写真データや写真館が作成した冊子、現物を見ることができます。
「神戸市歴史公文書館」が開館するにあたり、将来にわたって継続的に資料を閲覧できるよう資料を集約するということで今回の閉館が決まったのだそうです。
閉館まではあと少し時間があるので、興味のある人は最後に足を運んでみてはどうでしょうか。