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「世界平和 自分ごとに」 藤沢JC 国連平和の鐘から学ぶ

タウンニュース

「国連平和の鐘」と同じように作られた鐘を前に講演する高瀬さん(提供)

一人ひとりの当事者意識を持った行動を世界平和につなげていきたい――。藤沢青年会議所(藤沢JC・鈴木百合子理事長)は先月31日、(一社)藤沢建設業協会会議室で「国連平和の鐘勉強会」を開いた。

国連平和の鐘は、戦争を体験した元愛媛県宇和島市長の中川千代治氏が国際平和を願い、各国のコインを使って製造された。1954年に国連本部に寄贈され、9月21日の「国際平和デー」にちなみ、毎年、国連総会を前に事務総長が鐘を鳴らしている。

勉強会では、同じように作られた小さな平和の鐘を手に、中川氏の娘であり、平和活動を続ける高瀬聖子さんが登壇。当時の父の思いや、国連平和の鐘にも鋳込まれている「世界絶対平和万歳」の願い、伝え続けることの大切さなどを訴えた。講演後、参加した20人のJCメンバーは、各々平和に向けての行動を発表し、鐘を鳴らした。

勉強会を発案したメンバーの石井世悟さんは「世界から見れば小さな活動なのかもしれないけれど、訴え続けることが大切だと改めて思った。今後JCとしても皆さんが自分事と思えるように働きかけていきたい」と話した。

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