『らんま1/2』の名言特集! 素直になれない乱馬とあかねの本音が垣間見える胸キュン名言をご紹介
週刊少年サンデー(小学館刊)にて1987年36号〜1996年12号まで連載され、単行本の累計発行部数は5500万部(2021年6月時点)を突破している高橋留美子先生の漫画『らんま1/2』。1989年〜1992年までTVアニメが放送され、OVAや劇場版の公開や実写版としてTVドラマになるなど絶大な人気を誇る作品です。
中国で父親と格闘の修行をしていた際に、ひょんなことから水をかぶると女の子に、お湯をかぶると男の子に戻るという特殊体質になってしまった早乙女乱馬。そして親から突然乱馬の許嫁に決められてしまった天道あかね。乱馬とあかね、そして周囲を取り巻く個性豊かなキャラクター達が日常で繰り広げるドタバタ格闘ラブコメディー。
許嫁同士でありながら普段は喧嘩が絶えない乱馬とあかねですが、お互いを意識しているからこそ、ついポロッと本音がこぼれるシーンが多数存在します。このもどかしい関係性がたまらないですよね!
本稿ではそんな主人公・早乙女乱馬とヒロイン・天道あかねのキュンとする名言を厳選してご紹介します。
※本稿には『らんま1/2』のネタバレが含まれます。
【写真】『らんま1/2』の名言・名台詞まとめ|乱馬とあかねの本音が垣間見える胸キュン名言
早乙女乱馬の名言
「だけどおめー……笑うとかわいいよ」
親に勝手に許嫁と決められてまだ間もないときに、乱馬があかねに対して言ったセリフ。
小さい時からお世話になっている接骨院の東風先生に好意を抱いているあかね。しかし東風先生はあかねの姉・かすみに好意を持っています。叶わぬ恋に落ち込んでいるあかねを励まそうとした乱馬がサラッとあかねに「笑うとかわいいよ」と言うのでした。
こんなセリフをサラッと言えてしまう乱馬にキュンとした人が続出したはず!
「とにかくおれは絶対短いほうが好……いや、だから、おれの好みなんてどーでもいいけど……」
あかねが良牙のベルトに髪を切られてしまったエピソードに出てくるセリフ。
あかねが髪を伸ばしていたのは、東風先生が好きな姉・かすみのように女の子らしくなりたかったから。ですが頑張って伸ばしていた髪を切られてしまいます。髪を切られたことにより色々な感情が溢れてしまい涙が止まらないあかね。
そんなあかねを励ますために言ったセリフなのですが、ついポロッと自分の好みがこぼれてしまう乱馬。
これは遠回しにあかねが好きだと言っているようなものですよね! そう言われて嬉しそうなあかねも可愛い、ほっこりするセリフです。
「いいか!あかねはおれの許婚だ!!手ェ出したらぶっ殺すぞ!」
格闘ペアスケートの試合にて、乱馬が試合相手の三千院帝に言い放ったセリフ。
あかねに好意を持っている三千院はあかねに何度もキスをしたり、口説こうとします。そんな三千院に敵意むき出しの乱馬が大勢を目の前に言い放ったこの名言は告白そのもの。
普段はあかねに対して暴言ばかり言ってしまう乱馬ですが、いざという時はきちんとあかねを守る乱馬にキュンとしてしいます!
「おまえが好きだーーーっっ。」
非常にストレートな告白のセリフですが、実はこのセリフは乱馬があかねとあかねの姉・なびきを間違えて言ったセリフなんです。
普段の喧嘩がヒートアップしてあかねとの婚約を解消し、なびきの許嫁になった乱馬がなびきに翻弄された復讐を計画するエピソードの中で放ったセリフ。なびきに騙されてしまい、最終的にあかねを抱きしめて愛の告白をしてしまうのでした。
間違いだったと訂正する乱馬ですが、あかねはとても嬉しそうで最終的には花束を渡して仲直りをするニヤニヤが止まらない名言です。
「ぼかあ きみとこうしている時が一番しあわせ」
乱馬が闘った中でも最大級の相手・ヤマタノオロチとの闘い後、乱馬が心の中であかねに言った名言。
激しい闘いのあと、一緒に帰るシーンでのセリフなのですが、「帰ってきてくれて嬉しいぜあかね ものすご~く心配したぜ 正直言って今回はちょっと焦っちゃったぜ」と心のなかでものすごくあかねのことを心配していた乱馬。
たまには優しくしてあげようと思い手を繋ぎたい乱馬ですが、恥ずかしいのかぎこちない様子。その手を優しく握るあかね。この素直になれない乱馬と素直なあかねの空気感が最高に素敵なシーン!
直接伝えるのではなく心のなかで言っちゃうところが乱馬らしいですよね!
「好きだって言わせてくれよ!あかねーーーっ!」
乱馬の最大最強の敵・サフランとの闘いのあとの名言。
人形になってしまったあかねを人間に戻すために奮闘し、なんとか人間に戻すことは出来ましたが息をしていないことに乱馬は気づいてしまいます。
そんなあかねを抱きしめながら乱馬は初めて自分の正直な気持ちをあかねに打ち明けました。幸いあかねは息を吹き返し安堵する乱馬でしたが、あかねは体が動かなかっただけで全部聞こえていたとのこと!
乱馬は照れてしまいますが、あかねのことを本当に大事に想っていることが分かる素敵な名言ですよね。
天道あかねの名言
「ガムテープなしでしたかったね。」
あかねが子供の頃から憧れていた演劇・ロミオとジュリエットのジュリエットになったエピソードでのセリフ。
ジュリエット役のあかねとキスをするロミオ役をめぐって闘いが繰り広げられます。そんな中、最終的に乱馬がロミオとしてあかねにキスをすることになるのですが、実はガムテープ越しのキス!
帰り道、ふてくされる乱馬にあかねが「ガムテープなしでしたかったね。」と、どストレートな発言。びっくりした乱馬は歩いているフェンスから落ちかけてしまいます。
乱馬を弄ぶあかねが非常に可愛いエピソードの中の名言です。
「そんなに一杯出ちゃったら、許嫁やめられないね。」
あかねが運命の男性が食べると桜の花びら印が出る桜餅を作ったエピソードのセリフ。
あかねの料理が美味しくないことを知っている乱馬は、はじめは食べませんでしたがひょんなことからPちゃんの姿の良牙が桜餅を食べてしまいます。すると、良牙の額には桜の印が……。
運命の人は良牙なのかもと思うあかねでしたが、実はその桜印の正体はPちゃんの蹄のあと。その後乱馬も桜餅を食べましたが、バタバタしている間に印は消えてしまいます。そんな中、Pちゃんと争っている間に顔中に蹄のあとを付けられてしまう乱馬。
その蹄のあと(桜模様)を顔いっぱいにつけた乱馬を見て「そんなに一杯出ちゃったら、許嫁やめられないね。」とあかねは笑顔で言うのです。
可愛く言われてしまい真相を告げることも出来ず、心のなかにとどめておく乱馬が可愛らしいですよね!
「乱馬……あたしのこと好きなんでしょ?」
強敵・サフランとの激闘を終えて帰ってきた乱馬たち。帰ってくるやいなや、父・玄馬とあかねの父・早雲に気絶させられタキシードに着替えさせられます。なんとあかねが祝言をあげてもいいと言っているとのこと。
ウェディングドレス姿のあかねに見惚れるながらも、何故素直に祝言をあげる気になったのか聞く乱馬にあかねが言ったセリフが「乱馬……あたしのこと好きなんでしょ?」でした。
可愛い花嫁姿のあかねにこんなことを言われたら好きと言ってしまいそうですが、照れ隠しで否定をする乱馬。
最後まで痴話喧嘩をする2人にニヤニヤが止まりませんでした!
『らんま1/2』は最強のラブコメディー!
乱馬とあかねの関係性がわかる名言を中心にご紹介しました。明らかに両思いなのに素直になれない2人を見てると本当にもどかしくなりますよね。
でもそんな2人の関係性が微笑ましくもあり、『らんま1/2』の良さであると思っています!
令和になって帰ってきた『らんま1/2』。第2期も既に決定しているので、今回取り上げた名言もアニメで聞けるかもしれませんね!
[文/五反田ちさと]