(株)ペガサス七理さんら 坂井大臣を表敬訪問 中学生に防災教材配布
中学生が防災を学ぶための横浜市との共創教育プロジェクト「はまっ子防災プロジェクト」を運営している(株)ペガサス(新横浜)の七理義明さんとアドバイザーを務める志村正泰さんは4月11日、坂井学防災担当大臣を表敬訪問した。
同プロジェクトは2022年度から始まり、中学生が防災に関する知識や意識を積み重ねることで、自助・公助の力を向上させることを目的としている。
防災週間に合わせて毎年中学1年生に、副読本「はまっ子防災ガイド」や各区の「はまっ子防災マップ」(ハザードマップ)、付録の携帯トイレなどを配布している。教材は、1年生から3年生向けの情報を1冊にまとめており、3年間使用できるような内容。監修は市総務局危機管理室と市消防局、市教育委員会などが協力している。毎年改訂版が刊行され、製作費は地元企業などの協賛で賄われており、1年目は60社名、2年目は114社、3年目は163社と、年々協賛企業が増加。今年は170社以上が見込まれている。
「最先端」な取組み
坂井大臣は、「民間の方でここまで考えて実行されていることが、日本の中でも最先端で珍しい。それぞれの学年に応じた内容が整理されており画期的。横展開してほしい」と話した。
防災ガイドの発行責任者である七理さんは「評価していただき嬉しい。横浜市に定着させて広がっていければ」と展望を語った。志村さんは「防災担当大臣になる前から地元の減災フェアに訪れるなど、土壌のある先生に知っていただき有意義でした。さらに多くの人に見てもらう機会が増えれば」と話した。
防災教材は昨年度から藤沢市、今年度から東京都品川区でも配布されている。