Yahoo! JAPAN

猫には『幽霊』が見えると言われる5つの説 人にはわからないものを感じる能力がある?

ねこちゃんホンポ

猫には『幽霊』が見えると言われる5つの説

1.優れた五感と第六感で人間には見えないものが見える説

猫は人間よりも視覚、聴覚、嗅覚が優れています。特に、薄暗い場所でもよく見える夜間視力や、高い音域の音が聞こえる聴覚は、幽霊を見つけるのに役立っていると思われていたり…。

また、猫には人間にはない第六感があるという話もあります。第六感は、直感や予知能力、霊感など、科学的に証明されていない感覚のことです。

猫が突然そわそわしたり、特定の場所を怖がったりする様子は、第六感で幽霊の存在や地震の前兆を感じ取っているからだと解釈されることもあるようです。

2. 電磁波を感知して目に見えない波長を読み取る

近年、猫は「紫外線といった電磁波を感知することができる」という研究結果が発表されています。

電磁波は目に見えない波長ですが、幽霊の存在を信じる人の中には、幽霊がでるところには電磁波が発していると考えている人もいます。

そのため猫が電磁波を感知できる能力が、幽霊を見ることができる理由の一つであると言われるそうです。ただし、科学的な根拠は十分ではありません。

3.過去の記憶を思い出す

猫が何もないところを見つめているのは、幽霊ではなく、過去の記憶を見ている可能性もあります。たとえば以前遊んだおもちゃや、母猫や兄弟猫のことが見えているのかもしれません。

実際に猫の記憶に関する実験も行われていて、それによると猫は過去を思い出すことができると示唆されたようです。

そのため猫が何もないところを見つめるのも、幽霊ではなく過去の記憶に思いをはせている可能性もあるでしょう。

4.虫や小動物の微小な動き・高い音を感知する

猫は人間よりも動体視力・聴力が優れているため、人間には見えない虫や人間には聞こえない小動物の鳴きを感知している可能性があります。

つまり猫が突然動き出したのは、幽霊ではなく、虫や小動物の人間には感じられない気配を感じ取ったからということ。

猫の動体視力や聴力については科学的に証明されており、猫が「お化けをみてる?」と思われる仕草の多くが、この能力によるものといわれています。

5.単なる偶然や思い込みや勘違い

猫が何かを見ているように見えても、実は何も見ていない可能性もあります。猫は好奇心旺盛な動物なので、ちょっとした物音や動きにも反応しているだけなのかもしれません。

また知能が高い猫は、飼い主が「え!幽霊をみてるの?」と反応してくれた過去の経験を思い出して、飼い主に注目されたいときにその行動をとっている可能性もゼロでもありません。

猫の行動から幽霊の存在を判断するのは難しい

猫が幽霊を見ることができるかどうかは、科学的に証明されていません。猫の不思議な行動は、幽霊の存在だけでなく、さまざまな要因によって説明することができるからです。

猫は野生の過酷な環境を生き抜いてきた生き物。そしてイエネコとなった現在でもその鋭い感覚は失われていません。

こうした人間が持たない「野生の感覚」があるからこそ、人間には不可解な不思議行動を見せてくれるのでしょう。そして「幽霊が見えてる」といわれる行動も、その「野生の感覚」による説が濃厚とされています。

そのため猫が何かを見ているように見えても、すぐに幽霊だと決めつけるのは早計でしょう。猫の行動をよく観察し、怖がり過ぎず、他の可能性も考慮してみるといいかもしれません!

まとめ

猫が幽霊を見ているという説には、猫の視覚、聴覚、そして記憶に関するさまざまな要因が関与しています。

猫の優れた視力や聴力、そして敏感な感覚は、私たちにはわからない何かを感じ取る能力があるかもしれません。

そしてこのような能力が、猫の行動や反応を通じて「幽霊を見る」とされることにつながっているのだと考えられます。

【関連記事】

おすすめの記事