八王子織物展 仮想現実で丸ごと工場見学 迫力の映像を体験
八王子織物工業組合(樫崎亮一理事長)が1月12・13日の2日間、東京たま未来メッセを会場に「千百年を紡ぐ八王子織物展」を開催。目玉企画だったVRゴーグルによる織物工場見学には約230人が参加した。
VRでは、北野町にある(株)成和ネクタイ研究所の工場内を撮影した360度動画を約8分間観賞。糸から織物になるまでの工程を紹介する内容で、複雑な柄を織りあげるジャカード織機やドビー織機を間近で感じることができる迫力の映像となっていた。
家族で体験した八日町で暮らす岡崎さん一家の子どもたちは「機械の動きが速かった」「天井が見えたりして、後ろも振り返れて面白かった」「近くで見えて人も大きく見えた」と口々に感想を話した。このほか、市内7社の織物企業がブースを出展したほか、昔ながらの手織り体験、歴史紹介などが行われた。
ネクタイコンペ入選・表彰式も
12日には同会場内で「2024マルベリーシティーネクタイデザインコンペ」の入賞・入選者表彰式も行われた。今回のテーマは「星からの便り〜Newsfromthestars」で、宇宙や星座などユニークなモチーフのデザイン274点の応募作品が集まった。その内、20作品が入選。表彰式では経済産業大臣賞など、6点が入賞した。