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【マジかよ検証】香港で中華を食うヤツは素人! プロは「インドカレー」を食べるらしい

ロケットニュース24

海外旅行に出かけたら、その国ごとに「絶対に食べたいグルメ」があるハズ。個人的にイタリアならピッツァ、スペインならパエリア、そして香港なら「中華料理」を食べたい。ところが……。

元バックパッカーいわく「香港で外せないのはインドカレー」なんだとか。ムムム、なぜ香港でインドカレー? 香港は初めてだったこともあり、言われるがままインドカレーを食べに行くことにした。

・グルメ旅最高

数カ月前、人生で初めて訪れた香港はかなり良かった。理由はズバリ「食べ物がメチャメチャ合ったから」で、朝から晩まで1日6食を目標に1人食い倒れツアーを敢行してきた次第だ。

「海老ワンタン麺」が最高だったことは言うまでもなく、香港名物の「マカロニスープ」も悪くなかった。おみやげで購入した「ジェニーベーカリーのクッキー」も瞬殺で食べ切ってしまった。

・プロごり押し

それもこれも元バックパッカーを含む“香港のプロ”たちの導きのおかげなのだが、旅行中まあまあ強めにプッシュされていたのが「インドカレー」である。

元バックパッカー「香港はインドカレーも美味しいんですよ~。有名なお店がいくつかあるんですけど、私のオススメは重慶大廈(チョンキンマンション)の1階にあるお店ですかね~。

かなり本格的なインドカレーがリーズナブルに食べられますよ。治安的に女性が1人で行くのは怖いと思うんですけど、サンジュンさんなら大丈夫でしょう」

ちょっと最後の方が気になるが、プロがそう言うなら行ってみるしかあるまい。というわけで「香港はインドカレーが美味しい説」を確かめに行くことにした。

・ウソん

で、やってきたのは香港有数のランドマーク「重慶大廈」である。中には多くの安宿があることくらいは知っているが、実際はどんな雰囲気なのか? 恐る恐る1階に足を踏み入れてみると……

えっ?

インドやん。

そう、重慶大廈の1階は“ほぼインド”と言って差し支えないほどインド。飲食店もインド系ならマーケットもインド系。もちろん行きかうのもインド系の方がとても多かった。

もしかしたら重慶大廈の1階は、東京でいうところの葛西的なノリなのだろうか? 目隠しをして連れて来られたら、間違いなく「インド……だよね?」と思うに違いない。

・いざカレー

んで、細くてやや薄暗い通路を彷徨いつつも、何とか辿り着いたのが「New Chettinad」というお店。お店というよりは露店に近い感じはしたものの、テーブルがあるのでその場で食事ができる。

英語も広東語もヒンディー語もダメな私は、気合いのボディランゲージでオーダー。結果、4種類のカレーとドーサのセットがやってきた。価格は40香港ドル(約792円)だ。

そのお味はかなり本格的で、辛い・甘い・すっぱい等々、複雑な美味しさが楽しめる。当然のようにスパイスもガツンと効いており、中には「本格的過ぎてダメ」という人もいるかもしれない。

またドーサも熱々のパリパリで、大変おいしゅうございます。ドーサの他にはライスやチャパティもあったが、逆にナンの用意は無いようだった。

結論を申し上げると香港のインドカレーはかなりガチ! そしてウマい!! 旅行中の貴重な1食を当てるかはさておき、味について文句はなかった。さすがプロの言うことは間違いない。

というわけで、重慶大廈の1階は「かなりディープな雰囲気のほぼインド」とご記憶いただければ幸いだ。決して治安がいいとは言えないので、訪れる際はよくよく注意を払っていただきたい。

・今回訪問した店舗の情報

店名 New Chettinad
住所 Shop 17, G/F, Chungking Mansions, 36-44 Nathan Road, Tsim Sha Tsui
時間 09:00〜21:30

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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