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北九州市は、「第56回北九州市民文化賞・奨励賞・功労賞」の受賞者を決定しました。

市民文化賞には、俳優の板谷由夏さんと漫画家の文月今日子さんが選ばれたほか、市民文化奨励賞を北九州市立日明小学校合唱カンパニーと切り絵作家の小菅績憲さんが受賞しました。

北九州市民文化表彰は市の文化芸術の振興を図るため、様々な分野の文化芸術活動において活躍し、市民がまちの誇りにできる個人・団体に要件に応じて各賞を贈るものです。

俳優・板谷由夏さんと漫画家・文月今日子さんが市民文化賞に

市民文化賞には、俳優・板谷由夏さんと漫画・文月今日子さんが選ばれました。

板谷由夏さんは、北九州市八幡西区出身。平成11年に「avec mon mari」で女優デビューし、数多くのドラマ・映画・舞台等で幅広く活躍しています。

平成19年からは「NEWS ZERO」に出演し、平成30年までの11年間キャスターを務めました。令和5年に映画「夜明けまでバス停で」で日本映画批評家大賞主演女優賞を受賞するなど活躍し、令和5年と6年の北九州国際映画祭ではゲストで参加しています。

文月今日子さんは、小学生の時に戸畑区に転居。九州造形短期大学美術科に在学中、「フリージアの恋」（講談社『別冊少女フレンド』）でデビューし、以後作品を次々に発表しました。

平成18年に北九州市立子育てふれあい交流プラザ・元気のもり「童画の道」にイラストを提供、同年下関市芸術文化振興奨励賞を受賞しています。

北九州市漫画ミュージアムの開設に協力した人でもあります。

北九州市立日明小学校合唱カンパニーと切り絵作家・小菅績憲さんが市民文化奨励賞に

市民文化奨励賞は、北九州市立日明小学校合唱カンパニーと切り絵作家の小菅績憲さんが受賞しています。

北九州市立日明小学校合唱カンパニーは、平成16年に結成。現在、全国大会出場を目指して28人の仲間とともに活動に励んでいるとのことです。令和4年と5年に全日本合唱コンクール全国大会で2年連続金賞受賞を果たしています。

小菅績憲さんは、平成6年に切り絵制作を開始。平成16年に市に移住して以来、現在までシリーズ「北九州百景」をライフワークとして活動しています。

国内外で個展を実施するほか、市民センター等で切り絵教室を開催しているそうです。令和2年に株式会社ゼンリン「地図切り絵」を監修し、令和5年には「切り絵 北九州百景 前編50景」を出版しました。

市民文化功労賞は5人が受賞

市民文化功労賞は長年、市の文化芸術活動の指導・普及・育成等に精励している5人が受賞しています。

受賞者は、狂言・河原康生さん、映画・田中壽一さん、大正琴・谷口房枝さん、邦楽・中村雅楽千寿さん、民謡・藤永優翠さんです。

ホテルクラウンパレス小倉で表彰式開催

表彰式は、ホテルクラウンパレス小倉で3月9日に開催。市民文化賞受賞者の板谷由夏さん・文月今日子さんと武内市長によるトークセッションや、奨励賞受賞団体の北九州市立日明小学校合唱カンパニーによる合唱が披露されます。

観覧は、電子申請・郵送・FAX・電話で2月28日の午後5時まで受付中です。応募者多数の場合は抽選となります。

詳細は、北九州市のホームページで見ることができます。

※2025年2月24日現在の情報です

（北九州ノコト編集部）