トラックデザインコンテスト 宇佐美朝子さん県知事賞 絵は実車にラッピング
堀川小学校1年生の宇佐美朝子(あこ)さんが、「第25回夢を運ぶトラックデザインコンテスト」で県知事賞を受賞した。宇佐美さんの絵はトラックにラッピングされ、昨年12月23日にカルチャーパーク第1駐車場で披露された。
神奈川県トラック協会の主催で25年間続いている同コンテスト。子どもたちにトラック輸送への理解と関心を深めてもらうとともに、交通安全を推進するため毎年行われている。
コンテストは低学年・中学年・高学年の部に分かれており、それぞれから1点、最優秀賞が選ばれる。さらに最優秀の中から投票で一番人気が高い作品が県知事賞に選ばれ、3作品は実際のトラックにラッピングされ県内を走り回る。
約1万点の作品の中から
今回、応募総数1万344点(学校269・絵画教室9・個人2345)の中から県知事賞に選ばれたのは、宇佐美さんの作品「はれのひのぼくじょう」。家族で遊びに行った牧場で撮影した馬の写真を描いたそうだ。
「普段から絵を描くのや塗り絵が好きで、絵画教室に通わせようかと話していた矢先の受賞だった」と笑顔で語る宇佐美さんの両親。今回の絵はクレヨンで線を描き水彩で色付けを行い、白馬にはまつ毛も描いている。「これはお母さんから描くといいよと教えてもらって描きました」と宇佐美さんは笑顔で話す。
ラッピングトラックは毎年、会員から公募で募り、最低5年間掲出される。県内には過去作品含め15台以上のラッピングトラックが走っている。宇佐美さんの作品は川崎運送株式会社の所有する新車にラッピングされ、主に海老名市から静岡県にかけて走っているという。