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濁りの村田川でのルアーシーバス釣行で60cm超え本命2尾【千葉】ミノーのジャークにヒット

TSURINEWS

良型シーバスゲット(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

9月4日(大潮)今季すでに複数のシーバスを仕留めている好調の村田川へ再度釣りにきた。

濁りの村田川でルアーシーバス釣行

台風に大雨、最近の気候は「不安定」などという生やさしい言葉では表せないほど激しい。特に河川の氾濫は恐ろしい。そして、雨が降れば当然川は濁る。シーバスフィッシングで濁りは確かに必要だが、大雨後の透明度ゼロに近い茶色の濁りはいただけない。

ますます空が高くなる(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

釣れないわけではないが、非常に難しい釣りを展開しなくてはならないからだ。だが、そこにあえて挑んでこそ本物のシーバスアングラーだろう。

村田川中流域へ入る(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

今日はコンディションがいつもとまるで違う。数日前に台風からの影響で千葉県も局地的に大雨が降り、河川の氾濫や道路まで陥没した。当然、ここ村田川もいつもより茶色く濁っているのだが、思ったよりゴミが少ないのが救いだ。増水もなく、大潮で流れも申し分ないない。これならもしかするかもしれないと期待を込めて第1投。

本日はこの劇濁りだ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

すでに周りは暗くなり始めているが、今日も水面は静かでベイトの反応はない。こんな時はボトム(底)付近にじっとしている場合が多い。そこで、いつもの8gのバイブレーションから投入した。案の定、ボトム付近を流すとベイトにゴツゴツと当たる。たまに引っ掛かってウロコたけが針に付いたりするので、シーバスもいるかもしれないとそのままボトムを探った。

足元で60cm超えのシーバス

しかし、ベイトに当たるだけでシーバスからの反応はもちろん、完全に暗くなっても生命反応はない。ボトム付近に魚がいることは間違いないが、どうやらそこにシーバスはいない。ここで考えを切り替え、あえて水面を狙っていつものフローティングミノーを流してみるが、こちらも反応がない。巻いて動かしても同じだ。

しかし、偶然か粘り勝ちかは分からないが、やや早く巻いてドリフトぎみに流すと、目の前の足元でついにアタリがきた。ようやくきたチャンス、すかさず合わせると強烈すぎる引きが伝わってくる。慎重にランディングしたのは軽く60cmを超える良型のシーバスであった。

執念の60cmオーバー!(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

この1匹を釣った後は数時間何も反応がなくなり、ネバリストの筆者もさすがに移動をすることにした。

運命のランガン

道具をまとめ、足を使って下流の人気スポット、国道下の橋脚周りに入るが、すでに数人の先行者が見える。邪魔にならないように対岸へ入るが、やはり何をしても全く釣れない。足元や橋脚周りをウロウロして釣り歩くが完敗だ。潮が引き始めて浅くなり、釣りの終わりも近い。

国道下の人気スポットは不発(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ここで元の中流域へ戻り、最後の勝負をする決断をした。歩いては釣り、そして再び戻って釣りをする。これぞランガンそのものだが、このランガンが命運を分けた。

ジャークして感動の良型をゲット!

すでにかなり浅くなっていたが、まだギリギリ釣れると信じてフローティングミノー、バイブレーション、シンキングペンシルと投げるが、完全に見失っているのが自分でもわかる。

バイブもシンペンもダメダメ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

こんなときは諦めて帰りたくなるものだが、もしかするとアピール度が足らないのかも思い、最後にフローティングミノーをジャークしてかなり激しく動かしてみた。

ジャークしても釣れるミノー(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

すると、これが正解でいきなり反応が返ってくる!さすがに慌てて合わせきれなかったが、次も同じように攻めるとついに重さのあるアタリがきた。これは確実に合わせをキメて乗せた。かなり暴れたが、1匹目よりやや良型のシーバスをゲット!苦戦させられた本日の釣行を締めくくるにふさわしい魚に感動し、今回の釣行を終えた。

かなり強烈に引くシーバス(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

強烈な濁りが影響してか?それともアングラーの力量不足か?予想通り厳しい釣りになったが、それでも2本とも納得いくサイズをゲットできたのは良かった。今回のように厳しい状況でも確実に魚は釣れるのはご覧の通りだ。これからハイシーズンに入るシーバスフィッシングだが、これはもう期待しかない。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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