手取りが月18万円なら予算はこのくらいが目安。「元国税局職員」が教えるお金管理術!
元国税局職員でファイナンシャルプランナーの資格を持つ、現役東大生芸人さんきゅう倉田さん。その著書『元国税局職員で現役東大生芸人が頭のいい人たちから学んだ ひとり暮らしのお金大全』(KADOKAWA)では、お金にまつわる長年の経験と現役東大生ならではの視点で、お金の疑問に「なるほど、こうすればいいのか」と納得できる解説をしています。無理なくお金を増やしていくための、分かりやすい方法が満載の1冊。ご自身が知っておくことはもちろん、一人暮らしを始めたお孫さんやお子様と、お金について話すきっかけにもなるでしょう。
※本記事はさんきゅう 倉田著の書籍『元国税局職員で現役東大生芸人が頭のいい人たちから学んだ ひとり暮らしのお金大全』から一部抜粋・編集しました。
お金の流れの「見える化」と「1週間予算」
浪費癖があり、お金を貯められない人は、お金の流れを「見える化」しましょう。
会社員ならそういうことはないのでしょうが、芸人のなかには自分の収入を把握していない人も少なくありません。
複数のアルバイトをしていて、毎月のバイト料のトータルがまちまちな大学生にもそのタイプはいるのかもしれません。
とにかく収入と支出をしっかり把握しておくこと。そのうえで支出が収入を超えないようにすれば、お金は残ります。
小学生でもわかる簡単な理屈です。
お金の流れの見える化によって「ムダな支出」を減らし、「覚えていない支出」をなくせば、支出をコントロールしていけます。
それを助けてくれるのが家計簿アプリです。
支出のコントロールが苦手な人は、1か月単位ではなく「1週間単位」で考えるようにしましょう。
月の手取りが18万円で、家賃が6万円、水道光熱費が1万円で、通信費が5000円だったとします。ひと月に使えるのは10万円ほどです。
だとすれば、1週間の予算は2万5000円です。
月額から日割りして1日の予算を3300円とする方法も考えられます。
1日単位で考えたり、1か月単位で帳尻を合わせようすると失敗しやすいので、1週間単位で予算を組むようにします。