「シャンプー置き場じゃないの?」お風呂場の浴槽横にある“ナゾの出っ張り”の正体
浴槽の脇にある、「棚」のような不思議な凹み。この場所を洗剤やシャンプーなどのボトル置きとして使っている方は少なくないでしょう。じつはこれ、本来の役目はシャンプー置き場じゃありません。ここでは、浴槽の横にある“ナゾの出っ張り”の正体をご紹介します。
物置きの正体は「点検口」だった……!
結論から言うと、浴槽の横にあるナゾの出っ張りの正体は「点検口」です。
じっくり見てみると、単純な棚ではなく、4か所ビスが留めてあるのが分かります。このビスを外すと、業者の人が浴槽の点検ができるというわけなのです。
棚として使うのも正解
浴槽の横にある出っ張りは、点検口が本来の用途です。しかし、棚として使うこと自体も間違いではありません。
点検口についている棚板のようなものは、収納を用途として意図的につけられています。製品によって、棚ではなく物を置けるよう深く凹んでいたり、棚が2段になっていたりと点検口の形状はさまざま。どのタイプであっても、シャンプーなどのボトル類の置き場として問題なく使えます。
棚付きの点検口、じつは賃貸物件やユニットバスで多く見られることが多いんです。これは、棚付き点検口がスペースを生かして収納場所を確保できるものだからこそ!
点検口と物置き、ひとつで2役の働きがある、地味にすごい存在なんです。
点検口にはNG行為もある
浴槽の横にある点検口は、あくまでも点検するときに外すものです。ネジで簡単に外せますが、一般の人がふたを外すのは避けてください。
また、シャンプー置きとして使用できますが、長時間水をかけないようご注意を。足を乗せるなど体重をかけると、ふたの破損や漏水を引き起こす恐れがありますので、使い方には十分に気をつけましょう。
汚れが溜まらないよう、シャンプーなどの液だれは定期的に取り除き、お風呂掃除の際にはしっかりとお手入れしてくださいね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア