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待望!大野城に『今屋のハンバーガー』 「あまりのおいしさに衝撃を受けて」一から修業→開店へ【ニューオープン】

福岡・九州ジモタイムズWish

今年3月、あの『今屋のハンバーガー』が大野城にできるというニュースが舞い込んできました。大野城・春日・那珂川周辺は福岡市のベッドタウン。とはいえ、本店がある福岡市の西公園はちょっと遠くて食べたことがない。。。という人も多かったのでは。

5月25日のオープンから『今屋のハンバーガー 大野城わかくさ店』は、毎日行列の大賑わい!「お茶を飲むひまもありませんでした」と店主の樋口百合子さんは、この1カ月の喧噪を振り返ります。

■人生を変えた唯一無二の味
『今屋のハンバーガー』は、今崎勝美さんが福岡市中央区の西公園で約50年前に生み出した“ホットドッグスタイルのハンバーガー”。他にない味が評判を呼び、今では、県内外から多くの人が訪れる福岡のソウルフードです。

樋口さんは、2年半前に『今屋のハンバーガー』を始めて食べたそう。その時、あまりのおいしさに衝撃が走ったと話します。
「夫に連れて行ってもらったのですが、本当においしくてびっくりしました」と目をキラキラ輝かせる樋口さん。「ふと見たら、“作り方を教えます”と書いてあって。しばらく勇気が出なかったんですが、半年後かな。思い切って電話をかけました」。

それまで専業主婦だった樋口さんですが、この時にはもう店を出すと決めていたそう。家族の反対はなかったのかと聞くと「全然!主人は『おーやれやれ!』と言ってくれて、娘も『がんばって♪』と(笑)。でも、修業はしたもののお店を出すのに必要なことがまるで分らなくて。困っていたら、偶然飲食店の経験がある友人に再開!彼女に聞きながら、手探りで進めていきました」

運命のような偶然が重なり、ついに地元・大野城に店をオープンすることになりますが、順調な幕開けとはなりませんでした。
「開店当初は至らぬ点が多く、かなりお待たせしてしまったり、オーダーを間違えてしまったりしたことも。。。本当に申し訳なかったです」。その反省から、注文方法を限定するなど、サービスの改善に努めています。ただ待ち時間に関しては「お客様には大変心苦しいのですが、当店の味へのこだわりから、どうしても待ち時間が長くなってしまうことがあります。そこは妥協できません」

■“焼き”こそ命
わかくさ店では、西公園の味をできるだけ忠実に再現するため、できるだけ同じ材料を採用しています。一番のこだわりは“焼き”。
「カリカリに仕上げるため、二度焼きしています。そのため、どうしても10分程度、注文が立て込むともっとお待たせしてしまうんです」。オーブンの中を見つめる樋口さんの目は真剣そのもの。「今崎さんも“焼き”にものすごくこだわっていらっしゃった。…あと20秒くらいかな」。少しでも油断すると焦げてしまうので、目が離せないといいます。

メニューは現在3種類。
『フランクエッグチーズ』(ソーセージ・卵・チーズ/650円)
『エッグバーガーチーズ』(ハンバーグ・卵・チーズ/600円)
『ミックスエッグ』(ミックスエッグ/600円)

“他にはない味”の決め手は、すべてのバーガーの底にたっぷり仕込まれている肉キャベツ炒め。がっつりニンニクがきいてパンチのある陰の主役です。このキャベツを挟んで最初の焼き、次に具材を挟んで仕上げの焼き。パリパリカリカリの食感と肉肉しいハンバーグ、チーズに卵、そしてキャベツ。この組み合わせが唯一無二の“今屋のハンバーガー”をつくり出しているのです。

「“私があの味を広めたい!”“後を引き継ぎたい!”と思ったんです」

樋口さんの熱い想いとこだわりが詰まった『今屋のハンバーガー』は、この大野城の地で、新たなファンを増やし続けていくことでしょう。

現在、注文は対面のみ。
支払いは現金飲み。
待ち時間があるため、時間に余裕をもってお越しください。

『今屋のハンバーガー 大野城わかくさ店』
福岡県大野城市若草3-13-15-102
11:00~売り切れまで
定休日:月・火・木曜
Instagram@imaya_onojyo

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