セコム社員 協力し、特殊詐欺を防止 港南署が感謝状贈呈
特殊詐欺被害を未然に防止したとして4月4日、港南警察署(徳原太郎署長)はセコムの社員二人に署長室で感謝状を贈った。
阻止者は同社の上大岡支社に所属する水上雄介課長と神奈川本部のコントロールセンター管制員の小林洋さん。3月4日の午後1時頃、三菱UFJ銀行ATMコーナー上大岡駅前で修理の立ち合いをしていた水上さんが、携帯電話で通話しながら同ATMコーナーに来た高齢男性を発見。会話内容を傾聴していると「どういう風に操作したらよいの。振込み、暗唱番号」という単語が聞こえてきた。詐欺被害を疑い、水上さんは高齢男性に声をかけるも一度目は拒否をされた。そこで、コントロールセンターの小林さんに連絡をし、強く説得をするようにアドバイスを受けた水上さんは大声で「詐欺かもしれない」と伝えると高齢男性が、携帯越しの被疑者に対し「あなたは本当の銀行員」と尋ねたところ電話が切れた。徳原署長は二人に対し「見過ごさず、行動を起こしてくれたことに本当に感謝している」と謝辞を述べた。