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【京都紅葉2024】南禅寺と天授庵の境内を紅葉散策

キョウトピ

【京都紅葉2024】南禅寺と天授庵の境内を紅葉散策

今年は暑さが続き、心配な状況の紅葉ですが、少しずつ色づいて来ました。天授庵を中心に、南禅寺境内を紅葉散策してきましたので紹介させていただきます。(11月11日撮影)

色づきはじめた紅葉

南禅寺は、京都市左京区にある寺院で、国内の禅寺の中で最も高い格式を持つ寺院です。紅葉の名所としても知られていて、およそ300本の紅葉があると言われています。

南禅寺の中でも、早期に見頃を迎える塔頭寺院の「天授庵」。この日は法要で、寺幕や五色幕が掛かっていて、より華やかです。

天授庵の建立は1339年。一度衰退し、1602年細川幽斎によって復興されました。
東庭(枯山水庭園)と南庭(池泉回遊式庭園)のタイプの違う庭園があり、国内外の観光客が美しさに魅了される人気の寺院です。

菱石と紅葉が印象的な東庭です。毎年こちらの紅葉が早期に見頃になります。この日は、写真左手の、一本の紅葉だけ色づいていて、後はこれからと言った感じでした。

お堂に腰を掛けてお庭を眺める事が出来ます。こちらで会う人は、ほとんどが海外の方でした。最近はヨーロッパの方かな?と言う感じの観光客が多く、日本庭園を見て、「Amaging」や「Beautiful」と言う声が聞こえてきます。

紅葉が色付く時期によく見かける黄色い花は、「石蕗つわぶき」と言います。葉の形がフキに似ている事が、名前の由来にもなっているようです。ひっそりと可憐な花を咲かせていました。

南庭へ向かう池に架かる、八つ橋です。こちらの紅葉は色付きが遅く、ほとんど青葉でした。木々が鏡面のようにリフレクションする風景が美しかったです。

南庭で一番色付いていた紅葉と、書院です。ススキがあることで、より秋らしさを感じます。

南庭の紅葉も色づき始めで、これからきれいに赤く染まることでしょう。もう少し気温が下がったら、一気に赤く染まるかもしれませんね。

天授庵の正門付近も日がよく当たる上部は色づいていました。

石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」で知られる南禅寺三門。三門付近も上部の方から色づいて来ていました。

三門の本堂側も同様です。

大人気のフォトスポットとなった、水路閣。多くの海外の方が、和装で撮影に来られていました。紅葉はほとんどが青葉で、こちらが色付くのは、三門付近より遅くなりそうな印象です。

最勝院周辺です。創建などは諸説あり、古来より勝運の神として知られていたそうです。フォトスポットとしても人気の参道ですが、ほとんど青葉で三門付近より遅くなりそうな印象です。

南禅院は現在、屋根の吹き替え工事のため、2025年まで拝観休止中です。今秋は閉まっていて残念ですが、修復後、また素敵な紅葉が観れたらいいなと思います。

今回は南禅寺の紅葉を紹介しました。ほとんどが色付きはじめでしたが、これから気温が下がるごとに色付きが進むと思います。
素敵な所なので、近くへ行かれた際には、立ち寄られてはいかがでしょうか?

スポット情報

名称:南禅寺塔頭 天授庵 なんぜんじたっちゅう てんじゅあん
住所:京都市左京区南禅寺福地町
電話番号: 075-771-0744
通常拝観:9:00~17:00
拝観料:500円(南禅寺法堂・三門付近の境内は無料)
関連ページ:http://www.nanzen.net
アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約10分
市バス「南禅寺・永観堂道」下車、徒歩10分

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