余った「使い捨てカイロ」の意外な活用術!「災害時に便利」「こんな使い道があったとは」
寒さ対策として「使い捨てカイロ」を用意している方も多いと思いますが、冬に使わなかったカイロがたくさん余っている方もいるのではないでしょうか。じつはこのカイロ、災害時には“別の使い道”があることを知っていますか? 今回は、料理研究家であり、防災士の資格をもつ島本美由紀さんに「知っておくと便利な意外な活用法」を教えていただきました。
教えてくれたのは……島本美由紀さん
料理研究家・食品ロス削減アドバイザー・防災士。旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、誰もがマネできるカンタンで楽しい暮らしのアイデアを提案。親しみのある明るい人柄で、テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍。「野菜保存のアイデア帖(パイ インターナショナル)」など、著書は80冊を超える。
『もしもに備える!おうち備蓄と防災のアイデア帖』(パイ インターナショナル)
著者:島本美由紀
定価:1430円(税込)
「使い捨てカイロ」は、こんなときにも使える!
災害時に温かいものが食べたいけれど、「水がない」「ガスが使えない」などで湯せん調理が難しい状況もあるかもしれません。
湯せんができないときに役立つのが「使い捨てカイロ」。使い捨てカイロを使えば、レトルトパックの食品を温めることができるのだそうです。
実際に試してみました!
昨年の冬の余りの使い捨てカイロを使って、島本さんに教えていただいた方法を実際に試してみます。
温まった使い捨てカイロをレトルトパックに1~2枚添えます。今回は、上下で挟んで2枚使いました。
カイロが温かい状態になってからでないと保温できないので、注意しましょう。
タオルやブランケットなどでしっかり包んで保温します。あとは放置するだけで準備完了です。
タオルの中が保温状態になっているので、待っている間は手を入れて温めてもよいかもしれません。数人で一緒に暖をとることもできそうです。
1時間半ほど経ち、パッケージの外側から温かさを感じたところで開封してみると……
電子レンジで温めたほどのアツアツさはないものの、適度にほんのり温かく食べられました。
島本さんによると、「災害時に温かいものを食べることは安心感にもつながる」のだそうです。
使い捨てカイロは、寒さから身を守るだけでなく、調理器具の代替としても使えます。防災グッズに多めに備えておくと、いざというときに便利ですよ。
※使い捨てカイロの種類や大きさ、レトルトパックの内容量によって温まり方や放置時間は異なります。
shukana/webライター