なお考えに違い、四日市市議会のハラスメント防止の議論、25日の本会議に副市長交代人事
三重県四日市市議会の各派代表者会議と議会運営委員会が3月24日に開かれた。市側から昨年、ハラスメント疑惑の指摘を受けたことで始まった市議会の行動指針づくりだが、大詰めにきて、「自主的につくる行動指針が議会活動を縛るものになりかねない」などの意見が出て、すんなりとはまとまらない状況に。今後、何らかの指摘があった場合のルールはつくる必要があるとの意見もあり、もう少し文案などに意見を出し合うことになった。
今議会最終日の3月25日には、予算常任委員会で新図書館の調査費を削除すべしと採決された一般会計当初予算案の本会議採決があり、注目される。この結果によっては、新図書館づくりを市役所北の民有地で進めたいとする市の計画にストップがかかる可能性もあるためだ。
市民グループから出されたPFAS(有機フッ素化合物)の実態把握を求める請願と、小中学校の給食無償化を求める請願も、管轄する常任委員会では審査期限の延長を決めており、こちらも本会議での判断が注目される。
また、舘英次副市長が退任し、荒木秀訓政策推進部長が後任にとなる人事案件も提出される。舘副市長は政策推進部長を務めたあと、2019年4月から副市長を務め、最近では新大学の基本構想策定などで役割を果たしてきた。荒木さんも政策推進部での仕事は長く、2022年4月から政策推進部長。市の目玉事業となっている新図書館や新大学の計画推進のまっただ中にある。
この日の各派代表者会議では、子どもの権利条例を設けるための特別委員会を市議会に設置する方向性が了承された。これまでは議員政策研究会の分科会で検討されてきた。特別委の正式名称や委員の数などは後日決める。