【酒粕が半導体に】津南醸造が仕掛ける驚きの循環プロジェクトがスタート
PR TIMESより
津南醸造(新潟県中魚沼郡)は、日本酒の副産物である酒粕を活用した資源循環の取り組み「日本酒アップサイクルプロジェクト」を2025年7月から開始したと発表した。
同プロジェクトは3つの重点開発テーマを掲げる。まず酒粕由来の半導体材料の開発では、酒粕に含まれる有機成分を炭素材料に変換し、導電性素材や環境配慮型の半導体への応用可能性を探る。
次に日本酒由来ナノ粒子「SAKESOME」の応用研究では、日本酒中に含まれる微細な有用成分をナノ粒子レベルで分画し、化粧品や食品、農業資材などへの応用を目指す。大学との共同研究も視野に入れている。
さらに酒製造由来素材を用いた細胞培養食品原料の検討では、日本酒製造で生じる副産物を細胞培養の工程に活用し、細胞培養食品産業への応用可能性を探る。
毎年12月~3月は雪に覆われる津南醸造 報道資料より
同社はこれまで、FARM8が展開する植物性発酵ヨーグルト「醸グルト」への酒粕提供や、MEMORY LABと協力した生成AI を用いた日本酒製造工程の技術調査を実施してきた。津南醸造では今後、企業・研究機関・自治体などとの連携を深め、アップサイクルを軸とした社会的価値の創出に取り組む方針とのこと。
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