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【北海道十勝・紅葉スポット3選】心が奪われた…煌めく光に照らされる、秋のコントラスト

Sitakke

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数多くの「絶景」を持つ北海道。
観光情報にはなかなか載っていない、「日常の絶景」も多くあります。

今回は、HBC帯広放送局のカメラマン・大内孝哉さんが撮影した、十勝平野の紅葉の風景をお届けします。

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」

秋煌めく 十勝平野の紅葉

11月に入り、いよいよ今年もあと2ヶ月。
雪が降り、地域によっては早くも雪かきを経験した方もいるのではないでしょうか?

現在の十勝平野は、紅葉はまだ見ることはできますが、落ち葉が増えてきて、残すところはカラマツの色合いを楽しむ時期かなと思っています。

しかし、今年も美しい紅葉を撮影することができました。

秋の見頃はあっという間ですが、やはり美しいですね。

今回は、私が見てきた十勝平野の紅葉の景色をお届けいたします!

①三国峠

・撮影日:2025年10月6日
・場所:上士幌町 三国峠

・シャッター速度 1/160
・絞り f/10
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

「今年は絶対にこの場所に行く」。今年の初めからそう決めていました。

「三国峠」は、かねてから秋の紅葉シーズンにずっと行きたかった場所、見てみたかった光景でした。

十勝平野で1番最初に訪れる秋の光景。絶景の紅葉スポットです。

・撮影日:2025年10月6日
・場所:上士幌町 三国峠

・シャッター速度 1/125
・絞り f/10
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

家を出たのは、深夜2時。帯広から約2時間弱で着きます。

なぜこんなに早く出発しなければいけないのか。疑問に思う方も多いと思いますが、この場所は早朝の朝日が差し込む瞬間が絶景なのです!!

まだまだ辺りも暗い中車を走らせ、駐車場に到着したのは午前3時半過ぎ。駐車場にはすでに紅葉目当ての方々の車が数台停車していました。皆さん早い…!

時間が経つにつれてどんどん増えていき、日が出てきた頃には約30名ほどの方々が撮影をしていました。

でもこの絶景を見られるのであれば、早起きも苦ではない!

来年行きたい方は、駐車場が埋まってしまうため、早めの行動をおすすめいたします!### ②中札内美術村~六花亭アートヴィレッジ

・撮影日:2025年10月
・場所:中札内村 中札内美術村~六花亭アートヴィレッジ

・シャッター速度 1/1000
・絞り f/3.5
・ISO 400

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

このヤマモミジのトンネル、見事ではないですか?
太陽の煌めく光に木々が照らされ、秋のコントラストが本当に美しく、心が奪われた場所でした。

この場所は、中札内村にある「中札内美術村~六花亭アートヴィレッジ」です。

・撮影日:2025年10月
・場所:中札内村 中札内美術村~六花亭アートヴィレッジ

・シャッター速度 1/1000
・絞り f/3.5
・ISO 400

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

初めてこの場所に行きましたが、こんなにも美しいとは想像できませんでした。

広大な敷地の中に、美術館やレストランが点在し、アートと自然の両方を楽しむことができます。

何よりこの時期、紅葉が本当に美しい。

・撮影日:2025年10月
・場所:中札内村 中札内美術村~六花亭アートヴィレッジ

・シャッター速度 1/800
・絞り f/4.0
・ISO 400

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

・撮影日:2025年10月
・場所:中札内村 中札内美術村~六花亭アートヴィレッジ

・シャッター速度 1/320
・絞り f/5.6
・ISO 400

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

・撮影日:2025年10月
・場所:中札内村 中札内美術村~六花亭アートヴィレッジ

・シャッター速度 1/250
・絞り f/6.3
・ISO 400

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

陽の光を浴び、透明感がある赤色の紅葉。
地面に映る木々の影は風に揺られ、キラキラと落ち葉を光らせます。

僕が訪れたのは平日だったので、人も多くなく、ゆっくりと自然とアートを鑑賞できました。

駐車場はとても広く、平日は混雑を気にせず停めることができました。

家族連れで行っても、敷地がとても広いのでお子様が遊び回ることもできますし、何より都会の喧騒を一切感じない場所ですので、リフレッシュするには最高の場所だと思います。

僕も来年は家族を連れて行きたいと思いながら撮影を終えました。

※2025年度の営業は終了しています。

③清水公園

最後に紹介するのは、清水町の「清水公園」の紅葉です。

清水公園には、夏場はボートなどに乗れる大きな池があるのですが、この時期の池の周りはきれいな紅葉で彩られていました。

・撮影日:2025年10月
・場所:清水町 清水公園

・シャッター速度 1/1600
・絞り f/11
・ISO 800

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

僕が目をつけたのは、池の奥に一際目立っていた真っ赤なモミジの木。

・撮影日:2025年10月
・場所:清水町 清水公園

・シャッター速度 1/1600
・絞り f/8.0
・ISO 800

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

近づいてみると…!

・撮影日:2025年10月
・場所:清水町 清水公園

・シャッター速度 1/2000
・絞り f/8.0
・ISO 800

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

・撮影日:2025年10月
・場所:清水町 清水公園

・シャッター速度 1/2000
・絞り f/5.6
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

圧巻です。モミジのカーテンが辺りを覆うようなイメージ。

景色が一気に赤色の世界へと変わりました。

・撮影日:2025年10月
・場所:清水町 清水公園

・シャッター速度 1/2000
・絞り f/5.6
・ISO 1000

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

水面に太陽の光が反射してキラキラに。

水面が揺れると、モミジに当たっている陽の光もユラユラと動きます。

・撮影日:2025年10月
・場所:清水町 清水公園

・シャッター速度 1/2000
・絞り f/5.6
・ISO 1250

・カメラ:SONY a7Ⅳ
・Edit. Adobe Photoshop Lightroom

辺りを散策してみると、赤色の世界だけではなく、秋ならではの様々な色を楽しめる場所でした!

濃い暖色の景色は、雪が降るまで楽しめる。僕はそう思います。

今年の十勝平野の紅葉は、猛暑の影響もあるのか、色づき具合がまばらな場所が多かったなと個人的に感じていました。
紅葉シーズンは強風の日が続き、葉が落ちてしまう日もあり、「撮影に行きたいのに行けない!!」なんて日も続きました。

ですが、その短い見頃の中でも、この時期ならではの景色の色合いを楽しむことができたと思います。
みなさんにも写真を通して楽しんでいただけると幸いです。

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道」

撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」「クマと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2025年11月)の情報に基づきます

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