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「第3の居場所」を紹介 不登校児保護者らサイト制作

タウンニュース

「第3の居場所」を紹介

不登校や行き渋りなどの子どもたちが、自宅や学校外で安心して過ごせる拠点情報をまとめた「子どものための第3の居場所まっぷ」=写真=がウェブサイト上で公開されている。当事者の保護者や共事者ら有志が手掛け、横須賀・三浦市の支援団体や賛同を示す飲食店などを紹介。「人と繋がる場所があると知ってもらいたい。ぜひ利用を」とメンバーは話している。

制作・運営しているのは不登校や行き渋り、ホームスクーリング当事者の保護者や共事者ら6人による「よこすか・みうら居場所まっぷプロジェクト2023」。自宅でも学校でもない、地域にある平日の昼間に子どもが安心して過ごせる「第3の居場所」(サードプレイス)をウェブ上で一覧化し、今春から公開している。

きっかけとなったのは、17年に逗子市内の有志団体が発行した「子どものための平日昼間の多様な学び場&居場所まっぷ逗子・葉山」の存在。子どもの居場所や保護者の交流拠点、相談窓口などの情報を集約したリーフレットで、「見て衝撃を受けた。こういうものが欲しいと思った」とメンバーの小林怜奈さん。内容はもとより、民間の試みに行政や学校が協力し、完成後には市内の小中学校で配布したことにも驚いたという。

コロナ禍を経た22年5月、マップづくりに本格着手した。「身近な街中にも安心できる場所がある、理解してくれる人がいると伝えたい」。紹介するスポットは、安心安全や理解の深度を目安に全員で協議を重ねて選出。横須賀・三浦市内の公共施設やフリースクール、子ども食堂のほか、飲食店を"まちの居場所"として紹介し、今後もページの更新を続けながら利便性向上を図る。

制作を通じて得た収穫は、情報を必要とする人に向けた発信力の強化に加え、「呼びかけによって地域の皆さんにも不登校や居場所について考えてもらうことができた」と長瀬初美さんは語る。

同会は現在、逗子市の例を踏まえ、横須賀市教育委員会に協力を打診。マップを広く周知することで、「必ずしも学校に行くことがゴールではないと知ってもらう一助になれば」と芹田枝里さんは話す。サイトは「第3の居場所まっぷ横須賀市・三浦市」で検索。

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