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猫が何度でも聞きたくなる『大好きな言葉』3選 猫が喜ぶ声のトーンや話し方のアドバイスも

ねこちゃんホンポ

猫がもっと聞きたい大好きな言葉3選

猫が持つ人間の言葉のボキャブラリーは、どれくらいあるのでしょう?おそらく、飼い主さんがたくさん話せば話すほど多くなるはずでしょう。

毎日くり返し聞いている言葉は愛猫の「うれしいことが始まる合図」になり、次第に猫が大好きな言葉になっているはずです。

1.「〇〇ちゃ~ん(名前)」

猫がはじめておうちにきたときにもらった、飼い主さんからのプレゼントのひとつは、おそらく「自分の名前」でしょう。

ふだんから名前で呼ばれている猫は、ほかの言葉と区別してちゃんと聞き分けられるようになります。呼ばれたときの飼い主さんとのやり取りが、猫にとって楽しければ楽しいほど自分の名前が大好きになります。

注意したいのは、叱るときに名前を呼んで制止させようとしないこと。たとえば、キッチンに上った猫に「〇〇ちゃん!下りなさい!」と繰り返していると、猫は自分の名前自体に悪い印象を持ってしまうかもしれません。そのようなときには「ダメ!」の一言か無言のまま対応しましょう。

2.「ごはん/おやつだよ」

「ごはん」や「おやつ」という言葉は、飼い主さんも使う頻度が多くなるため、猫は日々の生活の中で自然と覚えていくことが多いようです。

日中お留守番の多い家庭では、猫にとって飼い主さんと過ごせる食事の時間は、とても楽しいことでしょう。「ごはん」と聞いただけで、ウキウキワクワクして、器の前でキラキラ目を輝かせる姿が見られるかもしれません。

また、おやつの時間は猫にとっても、飼い主にとっても、大切なコミュニケーションの時間です。大好きなおやつがあれば「おやつ」と聞いただけで走ってきそう。なかには、特定の商品名をいうことで大興奮してしまう猫もいるようです。

3.「いいコね~」

飼い主さんの中には、愛猫が何をしても、つい「いいコね」と言ってしまう人もいるのではないでしょうか?「いいコね」は、猫がたくさん聞きたがる言葉です。

猫がこの言葉を好むのは、母音のやわらかい響きと、かけられる状況の安心感が組み合わさっているからでしょう。

自分の名前や「ごはん」などは、言葉に対して良いことがありますが、一方で「いいコ」と言われるときには、猫自身への評価であって、何かごほうびと結びついているわけではありません。つまり、単純にいいコといわれる瞬間を楽しんでいるのでしょう。

強い語感のない言葉は、声そのものが安心できる音として伝わりやすくなります。たくさん言ってあげましょう。

猫がもっとうれしくなる飼い主さんの話し方とは?

私たち飼い主の地声は変えられませんが、猫に声をかけるときは、できるだけ聞き取りやすいトーンにすると喜びます。

早口や強い口調は避け、高すぎず低すぎないやわらかいトーンを意識すると、猫も耳を傾けやすくなります。

特に緊張しやすい猫には、語尾をやさしくのばすように話すのが効果的。たとえば「〇〇ちゃ〜ん」「おいで〜」のように語尾にゆったりとしたリズムで話すと、猫がリラックスして甘えているときの鳴き声のように響き、猫も聞きやすくなるのです。

猫は人の声を「音」として覚えるので、できるだけ作らずに毎回同じように話すと、猫も人の言葉を覚えやすくなり、反応しやすくなります。猫には声だけで気持ちが伝わることも多いので、トーンや話し方にも愛情をこめて接するようにしましょう。

まとめ

猫を飼っているのに、まったく話しかけないなんてもったいないことです。たとえ、猫が言葉の意味がわからなくても、声の調子や音の響きから、私たちの気持ちや意志を感じ取ってくれているようです。

毎日くり返される声掛けの積み重ねは、猫にとって安心できる環境につながります。なかでも猫が喜ぶ言葉は、何度でも言ってあげたいもの。その言葉を伝える場面こそが、猫にとっても幸せな時間のひとつなのです。

愛猫がうれしくなる言葉は、これからも少しずつ増えていくでしょう。

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