名物の水中花火に注目! 由比ヶ浜海岸、材木座海岸で「第77回鎌倉花火大会」が7月18日に開催
鎌倉の夏の風物詩として知られる「第77回鎌倉花火大会」が2025年7月18日(金)に神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜海岸、材木座海岸で開催。名物の水中花火やスターマインなど、約2500発が夜空を彩る。海岸から花火を見上げて夏を満喫しよう。
趣向を凝らした花火が約2500発!
2024年は5年ぶりの開催となり、約16万人の人出があったという「鎌倉花火大会」。日本一の花火師に輝いた「マルゴー」が手掛ける花火大会ということもあり、注目を集めている。マルゴーは国内の名だたる花火競技大会で内閣総理大臣賞をはじめ数々の賞を受賞した経歴をもつ老舗花火メーカー。古都鎌倉の風情や品格を大切にした花火が打ち上げられる。
「今年は戦後80周年の節目にあたることから、平和への祈りを込めて打ち上げる鎮魂の花火から始まります」と鎌倉花火大会実行委員会。そのほかにも大輪の花を咲かせる尺玉花火、華やかなスターマイン、音楽と光の競演が楽しめる音楽花火、一発一発にさまざまな思いが込められたサポーターズ花火など、趣向を凝らした花火が約2500発打ち上げられる。
なかでも鎌倉花火大会の代名詞ともいえるのが水中花火。花火師が波や潮流を計算し、移動する船から花火を次々と海に投げ込んでいく。海岸から見ると、花火が扇状に勢いよく開いて迫力満点だ。さらに、水面に映り込む花火も美しい。こんなところにも古都鎌倉の風情や品格を感じることができるだろう。
観賞スポットを探して早めの来場を!
花火を楽しむのに重要となってくるのが観賞する場所だ。毎年込み合う人気エリアが、打ち上げ場所も近くて大迫力の花火を楽しめる由比ヶ浜海岸。入場制限がかかることも予想されるので、早めの来場が吉。逆に、坂ノ下地区や材木座海岸は比較的ゆとりのあるエリアということなので狙い目かもしれない。
「77回目を迎える鎌倉花火大会は、昭和・平成・令和と時代を超えて受け継がれてきた鎌倉の夏の風物詩。今年はYouTubeのライブ配信や鎌倉エフエムでの放送など、平日で現地に来られない方もお楽しみいただけます。ご自身のスタイルに合わせてぜひ鎌倉花火大会を楽しんでいただけたら」(鎌倉花火大会実行委員会)。本格的な夏の始まりに、鎌倉の夜空に咲く大輪の花火を楽しもう。
開催概要
「第77回鎌倉花火大会」
開催期間:2025年7月18日(金)※荒天、高波の場合は中止(予備日なし)
開催時間: 19:20~20:10
会場:由比ヶ浜海岸、材木座海岸(神奈川県鎌倉市)
アクセス:JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅から徒歩15分
【問い合わせ先】
鎌倉花火大会実行委員会☎0467-23-3050
URL:https://www.trip-kamakura.com/site/kamakura-hanabi/
取材・文=香取麻衣子 写真提供=鎌倉市観光協会
香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。