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『カグラバチ』妖刀まとめ|かつての英雄たちが握る人知を超えた刀――淵天・刳雲・酌揺・飛宗・真打の能力・契約者を一覧で紹介!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中、外薗健先生による漫画『カグラバチ』。シリーズ累計発行部数は220万部を突破し、次にくるマンガ大賞2024コミックス部門で1位を獲得した人気コミックです。

そんな本作は、刀匠の父を殺された少年が刀を手に復讐を誓う剣戟バトルアクション漫画。かつて父が打った特別な力を宿す「妖刀」をめぐる争いが描かれます。

本稿では、物語のカギを握る「妖刀」をまとめて紹介。作中に登場した「妖刀」の名前や能力、契約者などの情報をまとめました。

※本記事の内容にはライターの解釈・考察が含まれます。

「妖刀(ようとう)」とは?

刀匠・六平国重によって特別な加工法を施された刀。

かつて勃発した斉廷戦争(せいていせんそう)中に六工が制作され、刀に宿された特別な力を持って終結に導かれた。戦後に一工制作されており、合計七工が「妖刀」と呼ばれている。

特別な力とは、刀に込めた玄力(生命エネルギー)を増幅させ、超高密度に練り上げられるというもの。人体では生成不可能なほどのエネルギーとなり、“玄力反応”として実体化するのが「妖刀」の特徴。

「妖刀」が持つ固有能力は通常3つ。契約者が“本領(ほんりょう)”と呼ばれる領域に達すると、持ち主の解釈や技量、肉体的成長などによって、如何様にも変化する理論を超えた力を発揮する。

命滅契約(めいめつけいやく)

契約者が生きている限り、他の者は「妖刀」の能力を発揮できないようにする契約。六平国重によって強大な力を持つ「妖刀」の制限機構として設けられた。これにより、「妖刀」の力を狙う者たちから契約者の命が狙われるように。

戦時中に作られた六工においては、真打と呼ばれる一工を親機、他を子機として同期して契約が施されており、真打の契約者が死ねば、他の契約者も死んでしまうという欠陥を抱えている。

淵天(えんてん)

契約者:六平千鉱
玄力反応:金魚

本作の主人公・六平千鉱が使用する刀。

戦争後、六平国重が千鉱と共に長い年月をかけて完成させた幻の七本目であり、「妖刀」を破壊するための「妖刀」として作られた。

玄力反応として出現するのは金魚。千鉱はこれを手足のように操ることができ、金魚を通して周辺を知覚することが可能。能力は色に関連する名がつけられており、どれもシンプルで応用が利くものとなっている。

涅(くろ)

玄力を込めた斬撃を飛ばす、千鉱が最も多用する力。広範囲への攻撃や陽動はもちろん、小さい涅の群れを出現させ刀に乗せることで、コンパクトで高出力の斬撃を繰り出すことも可能。

錦(にしき)

一挙手一投足に高密度の玄力を上乗せし、玄力を纏い身体能力を向上させる。

動きの補助として使用することで超速移動を可能にしたり、三半規管を強化して状態異常に対抗したりと用途は多岐にわたる。

猩(あか)

相手の攻撃を吸収し、術をコピーする力。

単純に吸収した力を放つだけでなく、斬撃に上乗せして攻撃力を上げることも可能。

刳雲(くれぐも)

契約者:巳坂伊武基、双城厳一、六平千鉱
玄力反応:雲

初登場時は武器商人・双城厳一が使用。双城の死後、折れた刀身を千鉱も使用しました。

過去の戦争時には巳坂伊武基という若き剣豪が契約。戦争時には刳雲の能力に関する数々の伝承を作るほど大暴れしたようです。

玄力反応として雲が出現し、気象に関連する能力を有します。

鳴(めい)

刀から電撃を放出する。

溜めることで全方位に放電したり、身体に纏って超速移動を可能にしたりと、高い殺傷能力を誇ります。

結(ゆい)

瞬時に氷塊を出現させる。

鋭利な氷塊で攻撃したり、相手の武器を凍らせて防御したりと攻防のバランスが良い。

降(こう)

刀から水や霧を放つ。

陽動や目くらましなど応用が利く水の力。出力した水を「結」で凍らせたり、「鳴」で雷を伝わせたりと刳雲の戦闘の基盤となっています。

酌揺(くめゆり)

契約者:漆羽洋児、昼彦
玄力反応:花魁

初登場時の契約者は戦争の英雄・漆羽。漆羽の死後は毘灼の一員である昼彦が契約している。

玄力反応には花魁が出現。技名も花魁から連想されるものとなっている。

宴(えん)

酔いによる幻覚を引き起こす。

視覚以外にも作用し、斬った感触まで錯覚させることまで可能。その幻覚の強さは致命傷による痛みでやっと目を覚ますほど。

遊(ゆう)

周囲の物体を自在に操る。

物体への敬意と構造への理解を持つことで、扱う精度が向上する性質を持つ。しかし、物へのリスペクトなど微塵もない昼彦は、死体をモノとして操ったり建物の形を変え破壊したりと、能力の解釈を捻じ曲げて使用。酌揺も“本領”を発揮し、それに応えていた。

飛宗(とびむね)

契約者:座村清市
玄力反応:黒羽

戦争の英雄の1人である座村が使用する刀。

元は援護用として作られた刀ですが、座村本人の強さも相まって敵の大群を瞬殺する圧倒的な力を誇る。

玄力反応は黒い羽根。座村は無数に舞った羽根を通して周囲の存在を知覚するほか、背中に集約させ飛行することも可能。能力は鳥に由来する名がついている。

鴉(からす)

舞う羽根と自分の位置を入れ替える。

座村の神出鬼没な戦闘スタイルを可能にしている力。無数に出現した羽根と自分を高速で入れ替えて攻撃する。

梟(ふくろう)

梟の眼を出現させ玄力の感知を行う。

作中では日本全土に「梟」を広げ、妖刀探知機として使用。広く展開すればするほど感知の正確さは損なわれるが、座村曰く「妖刀」ほどの力を解放すれば「どこにいても感知できる」とのこと。

雀(すざく)

自らを焼き再生する。

何本もの刀に串刺しにされても即座に再生できる回復力を備えた不死鳥の力。傷を種にして灯る炎の攻撃としても機能する。座村は飛宗の“本領”を発揮することでこの力を飛躍させ、他者やその周囲の物体まで治すことを可能にした。

真打・勾罪(まがつみ)

契約者:剣聖(真名不明)
玄力反応:虫

六平国重の最高傑作であり、彼が最も信頼する「剣聖」に託した刀。

戦争を勝利に導いた強大な力、そして使用者が正気を失うほどの異質な力を有している。六平国重曰く「もう二度と誰にも使わせてはいけない」。

その力は命滅契約では制限できず、契約者ではない者も抜刀せずに使用し、千鉱を圧倒するほど。

技の詳細含め未だに多くは語られていないが、とてつもない闇や謎を抱えている「妖刀」であることは間違いない。

蛛(くも)

蜘蛛の糸のような玄力体を出現させ、対象を拘束する。

蜻(とんぼ)

周囲を浸食しながら進む玄力を放つ。

蜈(むかで)

溜めを作り、周囲をまとめて吹き飛ばすほどの斬撃を放つ。

蟲(こどく)

戦争時に約20万の生命を平らげた真打の“本領”。発動後、剣聖は力に飲まれ正気を失ってしまった。

未登場の「妖刀」

6本目〜7本目は未登場となっています。今後どのような形で登場するのか、注目しましょう。

[文/平田特異点]

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