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三重県広報コンで名張市が4冠 認知症の特集など高評価

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4冠達成を喜ぶ名張市広報シティプロモーション推進室の職員=同市鴻之台1で

 三重県内の市町が参加した2024年度の県広報コンクールで、名張市が広報紙や写真など4部門全てで最優秀の特選に輝いた。同市にとって4冠達成は初で、担当職員からは喜びの声が上がった。

 受賞した「広報なばり10月号」(発行部数3万4400部)は、「認知症とともに。」と題して13ページに渡って特集。当事者や家族、専門家などを取材し、地域の取り組みなども多角的に取り上げた。審査では「全体的に構成が洗練されていて、レイアウトに流れがある。明確な目的意識をもって取材、編集している」などと評価された。

 同号の表紙は1枚写真部でも受賞。認知症の母親の髪を青空の下で息子がカットする場面で、審査では「温かい心の絆が伝わる。衝撃の一枚」などと評価された。

 市内で初開催されたサイクリングイベントを紹介した11月号2、3ページは組み写真部で、市のブランドロゴ作成の経緯や込められた思いなどを紹介した動画は映像の部でそれぞれ受賞した。

 広報なばりは今年4月にリニューアル。財政難でタブロイド判モノクロ(16ページ)での発行を3月まで続けていたが、費用を抑えつつもA4フルカラー(24ページ)が実現した。市広報シティプロモーション推進室の職員6人が取材や撮影、編集などにあたっている。

 同室係長の高嶋義典さん(46)は10月号の特集について「認知症のイメージを変えたいという思いが出発点。自分らしく生きる当事者を知ってもらえて、実際に地域でも新たな動きが出てきた」と振り返る。4冠については「カラー化があったので、認められてほっとした。これからも気持ちを込め、発行を続けていきたい」と話した。

 同コンクールの部門は他に広報紙の町の部があり、菰野町が特選を獲得。主催する県広報協会によると、名張市の4冠達成は2017年のいなべ市以来となる。特選の作品は、今年の全国広報コンクールに推薦される。

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