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全国の女性社長率が初めて15%超え、一方で新潟県はまたも全国最下位に 東京商工リサーチ調査

にいがた経済新聞

女性社長数・女性社長率推移(東京商工リサーチの発表より)

株式会社東京商工リサーチが全国の女性社長についての調査を実施し、このほどその結果を発表した。全国的に女性社長は増加し、全社長数に対する割合は初めて15%を超えたが、新潟県は「女性人口10万人あたりの女性社長数」と「女性社長率」で全国最下位となった。

この調査は、東京商工リサーチの保有する約425万社の経営者情報(個人企業を含む)から、病院、生協などの理事長を含む女性社長を抽出し、分析したもの。調査は今回で13回目となる。

東京商工リサーチが発表した「第13回『全国女性社長』調査」によると、2024年の全国の女性社長は64万9,262人で、前年から3万7,038人増加した(前年比6.0%増)。これは全国の社長の15.24%(前年14.96%)で、初めて15%を超えた。同社が女性社長について初めて調査を実施した2010年の21万2,153人から、14年間で3倍(206.0%増)に増えた。

都道府県別の女性社長数は、最多が東京都の16万5,102人(前年15万5,210人)。以下、大阪府6万3,177人、神奈川県4万1,614人、愛知県3万3,014人、福岡県2万8,050人で、上位5位まで前年と同じ順位で大都市圏が並んだ。

一方、最少は島根県の1,729人(同1,697人)で、1.8%増えたが唯一、2,000人を割り込んだ。次いで、鳥取県2,242人、福井県2,359人、秋田県2,447人、高知県2,530人の順。36位以下の順位は前年と変わらなかった。

2024年1月1日現在の女性人口10万人あたりの女性社長数は、最多が東京都の2,332人で、3年連続で2,000人を超えた。次いで、沖縄県1,392人、大阪府1,387人、山梨県1,381人が続く。一方、最少は新潟県481人、山形県499人の2県が500人を下回り、東京都と新潟県の格差は4.8倍に広がった。

都道府県別の女性社長率は、最高が沖縄県の20.62%(前年20.58%)で唯一、20%を超えた。以下、山梨県17.36%、東京都17.21%、茨城県16.99%、大阪府16.82%の順。一方、低いのは新潟県9.69%(同9.40%)、山形県9.78%(同9.68%)の順で、この2県は10%に届かなかった。

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