【セ・リーグ首位攻防第3R】打たせて取る広島・床田寛樹か、最多奪三振狙う巨人・戸郷翔征か
11勝5敗、防御率1.86の床田寛樹
マツダスタジアムで行われている広島と巨人のセ・リーグ首位攻防3連戦。巨人の連勝で迎える12日の3戦目、広島は床田寛樹を先発マウンドに送る。
今季は22試合に先発して11勝5敗、防御率1.86。22試合中21試合がクオリティスタート(6回以上自責点3以内)と抜群の安定感を誇っている。
左腕からツーシーム、カットボール、スライダー、パームなど変化球を駆使。奪三振率はセ・リーグの規定投球回到達者でワーストの4.92だが、打球に占めるゴロの割合がリーグ3位の51.1%を記録している通り、相手打者に的を絞らせず凡打の山を築いている。
巨人戦は3試合で防御率2.25。勝ち負けこそついていないが、被本塁打はなく、奪三振率も6.75と床田にしては高い。直近では8月21日に対戦して7回5安打1失点に抑えており、相性は悪くない。
昨季自身初の2桁となる11勝を挙げ、今日勝てば自己最多の12勝。プロ8年間で積み上げた通算奪三振も、500まであと5に迫っている。ペナントをつかむには絶対に負けられない一戦。真骨頂の打たせて取る投球に期待がかかる。
10勝7敗、防御率2.15の戸郷翔征
一方、巨人の先発は戸郷翔征。中4日で登板した前回9月5日のヤクルト戦で3年連続2桁勝利に乗せ、23試合で10勝7敗、防御率2.15をマークしている。
広島戦は6試合で1勝1敗、防御率1.74。8月8日は9回118球を投げて5安打完封勝利、14日の阪神戦も完封し、22日の広島戦は3試合連続完封目前の9回に同点に追いつかれて降板したが、安定した投球を続けている。
伸びのあるストレートとフォーク、スライダー主武器に、ここまでリーグ最多の139奪三振。2年ぶりのタイトルも視界に捉えている。
5月24日の阪神戦でノーヒットノーランを達成するなど充実著しい今季。前回、中4日で登板したのも、この日に合わせるためだ。V奪回を果たすため、勝負どころでエースらしい投球を見せつけたい。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
中日・大野雄大-ヤクルト・サイスニード(バンテリンドーム)
阪神・大竹耕太郎-DeNA・A.ケイ(甲子園)
【パ・リーグ】
西武・杉山遙希-楽天・藤井聖(ベルーナドーム)
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記事:SPAIA編集部